学校の出来事

★理数科2年生・課題研究発表会開催レポート≪後編≫★

 理数科2年生・課題研究発表会レポートの後編です。

 8班は化学班、「漂泊作用についての実験」。洗濯するときに何気なく入れ込む漂白剤を見て、その中にどのような物質が入っていてどのような性質・効果を持ち合わせるのかに興味を持ったのがきっかけ。汚れの媒体として、我々も困った経験があるコーヒー、しょうゆ、油性ペン、中濃ソースを使うなど日常生活に適した媒体を使用しているのが特徴、その効果がどのような環境下・状況下で一番効果を発揮するかを調べました。

 

9班は数学班、「キヌガサダケの生育条件」。近所の谷津山に生息しているキノコの中で異彩を放つキヌガサダケに興味を持ち、なぜその地点にだけ生育しているのかを研究、生息地の土壌の化学性を分析するなど意欲的な研究となった。この研究の最大の特徴として、理数科の教員(理科・数学)だけでなく、物質工学科の教員も指導教官として携わっていることが挙げられます。違った角度でのアドバイスをいただけたと思います。 

  

 10班は生物班、「ビオトープを作るために必要な水の条件について」の研究。ビオトープとは生物集団の生息空間を意味し、そこの水質が微生物や水生生物によってどれほどの影響を及ぼしているかを研究しました。 

 11班は化学班、「ハサミの切れ味の改善」。普段何気なく使っているハサミ。これだけ文明が進化しても、昔から形状が変わらないのは傘とハサミだけとも言われています。そのハサミも物によっては使い心地が悪いものもあり、その使いづらい要因は何なのか、どうすれば使いやすくなるのかを研究しました。

 

 12班は物理班、「物質の材質・形状と遮音性能の関係」の研究。高速道路やバイパスを走っていると何げなく見かける側面のアクリル製防音板やカラオケボックスの防音装置に興味を持ち、その材質や性能、効果を研究するとともに、「防音」「遮音」「吸音」の違いなど普段我々が気に留めにくいところまで踏み込んだ研究となった。 

 13班は物理班、「液圧ジャッキに最適な液体」の研究。私も先日車検でタイヤを交換してもらったとき、ジャッキで車体が持ち上げられていくのを見たばかりだが、特に何も感じなかった。しかしながら、本校の生徒はこのように持ち上がっていく工程やジャッキの仕組みに興味を持ち、油圧ジャッキ・水圧ジャッキの違いや、どのような液体が使われているのか、また出来るだけ少ない力でジャッキが動くためにはどのような液体が最適なのかを研究しました。

  

 14班は地学班、「自作日射計を用いた気象調査」の研究」。今では静岡県でも時折竜巻が発生、テレビを見ていると竜巻警報が画面上に有効期限と共に表示される今日、竜巻の研究をしようと試みたが残念ながら挫折、校内の複数地点から自作の日射計や風速計を使って日射量・気温・風を計測して比較、研究の対象としました。

 

 今回の発表会を通じて感じたことは、研究内容のクオリティーの高さはもちろん、発表後の質疑応答の数にも驚かされました。クラスメイトはもちろん先生方、さらには司会者からも質問が出て、発表者も緊張したと思いますが、丁寧に回答していたことが印象に残りました。

 理数科2年の皆さん、そして指導に尽力して下さった先生方、本当にありがとうございました。

★理数科2年生・課題研究発表会開催レポート≪前編≫★

 本校理数科(理工科)の「課題研究発表会」が令和4年2月16日(水)午後、本校視聴覚室で行われました。

 先月、工業科8学科すべての発表会が行われましたが、今月は理数科の発表会です。工業科は3年生が課題研究を行いますが、理数科は2年次に「課題研究」週1時間、「総合的な探求の時間」週2時間行っています。

 理数科2年生40名が「生物班」「物理班」「化学班」「地学班」「数学班」など14の班に分かれ、発表を行いました。 多くの班があるため、≪前編≫≪後編≫の2回に分けて紹介します。

 なお、このブログ記事を書いているのは「スーパー文系」である英語教員なので、十分な専門的知識を持ち合わせておらず、伝わりにくい面もあることを御了解いただければと思います。

 1班は生物班、「紅茶のリラックス効果」の研究。よく我々は「紅茶を飲んでリラックスしようか」なんて日常会話でも使います。それは本当なのか、という疑問をきっかけに、「リラックスする=血圧が下がる、脈拍数が下がる」と便宜上定義し、温度設定による効果の度合いも含めた研究を行いました。

 

 2班は数学班、「関数のアーチと橋の関係」、いかにも工業科と併置されている理数科を持つ本校らしい題材、橋やアーチなどは本校の都市基盤工学科が専門に学んでいます。主にカテナリー(カテナリーとは重力が生み出す「かたち」の一つで、例えば紐の端と端を持って垂らしたときに描く放物線を「カテナリー曲線」といいます)を中心として、関数アーチと橋の関係について研究しました。本当にカテナリー曲線が安定しているかを微分積分を活用して研究していたのが印象に残りました。

 

 3班は物理班、「なぜ横からの風で車は前に進むのか」。きっかけとしては「なぜ野球の変化球ボールは曲がるのか」という疑問。変化球に働く「マグヌス効果」という現象を再現し、それによって生じる力を利用した車を作成して風の強さと車の進む速さの関係に着目して実験を行いました。

 

 4班は化学班、「ムペンバ効果原理の解明と温度条件」。タンザニアの少年が発見した、特定の状況下では温かいものの方が冷たいものよりも先に凍るというムペンバ効果に興味を持ち、まだ詳細に解明されていない部分を出来る限り解明したいという好奇心で研究を進めて行ってくれました。

 

 5班は地学班、「本校内の放射線のカウント数についての研究」。さまざまある種類の放射線個数をガイガーカウンターで計測し、その結果から身近なもので放射線を発しているものを調べ、本校のどのようなところからどの程度放射線が発されているかを研究しました。

 

 6班は物理班、「ゴム動力飛行機の形状と飛行時間の関係」。日本テレビ人気番組「鳥人間コンテスト」を見て、機体によって飛行時間や飛距離が異なってくることを目の当たりにし、機体の形状と飛行時間の相関関係を調べたいと思い、研究を始めました。 

 7班は化学班、「理想の炭酸水を作るには」。風呂上りや運動後に爽快感を求めて炭酸水を飲むのを好む人も多い。本校は多くの自販機を抱えるが学校の方針で炭酸水の販売を販売していません。アスリートにとって炭酸水は天敵、というのが理由ですが、それでは自分たちで理想の炭酸水がどのようなものなのかを研究して作っていようという意欲的な研究でした。「クエン酸と重曹」でおいしくて健康的な炭酸水を作るため、既存の炭酸飲料・微炭酸飲料を飲んでpHを測定、炭酸水の作成の参考にしました。

 

 8班以下は後半に続きます。

★第2回学校評議員会が行われました★

 2月8日(火)午前10時より、本校応接室にて「令和3年度第2回学校評議員会」が行われました。
 
 学校評議員会とは、平成12年1月の学校教育法施行規則の改正により、地域住民の学校運営への参画の仕組みを制度的に位置付けるものとして学校評議員制度が導入され、平成12年4月から実施されているものです。
 今年度の本校学校評議員は次の5名の方々です。

・清水 明博 様(静岡科学館「る・く・る」次長)【新任】
・疋田 真左人様(静岡県発明協会事務局長)   【新任】
・松永 泰弘 様(静岡大学教育学部教授、静岡大学教育学部附属特別支援学校長)
・小池 澄男 様(長沼二区町内会長)
・大石 恵子 様(元PTA副会長、元後援会理事、H30卒情報システム科・大石さん母親)

 学校側からは、松村校長、椙山副校長、勝又教頭、松永定時制教頭、古知事務長、中島総務課長が出席しました。
 

 第1回は昨年5月に開催され、その時は学校の概要説明や校舎・施設案内をしました。今回は主に今年度の報告と年度末の学校評価についてご助言をいただきました。
    

 今後学校評議員の方の意見・助言等を参考にしながら、円滑な学校運営を行っていきたいと思います。

 なお、来年度の学校評議員会は令和4年5月と5年2月の予定です。

3年生学年集会が行われました

 2月4日(金)工業科の3年生は、学年末テスト終了後に学年集会を行いました。3年生にとっては高校生活最後の学年集会でした。

 学年主任の先生から「3学期を振り返ると、工業科は課題研究のまとめが大変だったと思う。明日からは家庭学習日、冬休みではないので、これから受験を控えている人はもちろんだが、新生活への準備や大学や会社から課題が出ていると思うので、課題をこなしつつこれまでの学習を振り返ってほしい。また、卒業式は呼名など省く部分はあるが、学年全体で行う予定。式典なので身だしなみを整えてきてほしい。」と話がありました。

 また、生徒課からは「テストが終わってほっとしていると思うが、卒業式が終わるまでは卒業していない。家庭学習期間でトラブルがないように注意してほしい。」と話がありました。

 

★全国高校生ものづくり大会旋盤の部準優勝・佐野君の表彰式が行われました★

 11月13・14日に神奈川県横浜市鶴見区で行われた全国高校生ものづくりコンテスト・旋盤作業の部に東海ブロック代表として参加、見事準優勝を果たした、機械工学科3年・佐野碧さんの校内表彰式が2月3日(木)、本校校長室で行われました。

 
 この大会への東海ブロックの出場枠はわずか「1枠」、東海王者にならないと全国大会出場が出来ないという狭き門をくぐり、佐野さんは8月の東海大会で見事優勝して初の全国大会出場を決めました。全国大会には全国9ブロック(北海道・東北・関東・北信越・東海・近畿・中国・四国・九州)優勝者各1名に開催地・神奈川県代表を加えた10名が参加、静岡県からはすべての正式競技を通して唯一の参加者でした。全国大会でも見事準優勝を飾り、この度本校に表彰状が届きました。校長先生のご厚意により、直接表彰状を手渡していただきました。

 卒業後には、日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社(静岡市清水区)に就職予定です。卒業しても本校で培った技術を生かし、会社に貢献して欲しいです。この度はおめでとうございます。

 

集合写真のみ、マスクを外して撮影しました。