学校の出来事

令和元年度末から令和2年度4月までの表彰内容についてお知らせします

 令和元年度末から令和2年度4月までの校内表彰の対象となった活動成果をお知らせします。

  物質工学科 クールジャパン高校生ストーリーコンテスト 優秀賞

        物質工学科3年 寺田さん 大石さん 坂本さん 嶋田さん 永井さん

  機械工学科 第4回全国人工衛星・探査機模型製作コンテスト 各務原市長賞

        機械工学科3年 岩崎創さん 岩崎翔さん 越前谷さん 花井さん

        電子工学科3年 長谷川さん

 上記2件の受賞につきましては各々3月30日、4月3日に本ブログにて報告済ですが、本校休業中のため開催できない校内表彰に代え、改めて本ブログにてお知らせいたしました。

 

★情報システム科が3Dプリンターフェイスガードを製作しました★

 先日は機械工学科の3Dプリンターマスクの記事を紹介しましたが、今回は情報システム科の3Dプリンター
「フェイスガード」を紹介します。

 本校・情報システム科は、インターネット上のフリー素材データを使って主に医療用として用いられる
フェイスガードを製作しました。新型コロナウイルスが国内でも蔓延し、医療崩壊寸前の状況が深刻化し
ている昨今、マスクだけでなく主に医療従事者に対して患者からの感染を防止する観点で用いられる
フェイスガードも不足しているという報道を聞き、何か役に立てればという思いで作成しました。

 また政府や首長の記者会見時に見かける手話通訳の方は手話だけでなく表情も使って相手に伝えていくため、
マスクを着用しにくいのが現状であると聞き、手話通訳の方にも活用していただけると思っています。


 素材データは神奈川大学の道用(どうよう)教授が作成したフリーデータを使用、3Dプリンターを使ってフィラメント樹脂を加工して骨組みを作成。正面のパンチ穴部分にラミネートフィルムを装着、後ろにゴムバンドをつけて完成です。

 今回は試験的に作成しましたが、今後はさらなる改良を模索しながら、将来的に医療機関への寄贈も視野に
入れて検討いるところです。
 また学校再開後、このノウハウを授業・課題研究を通して生徒にも伝達講習していきたいです。

※先日の3Dプリンターマスクは、静岡新聞・中日新聞・毎日新聞・朝日新聞・読売新聞各紙から
 取材を受けました。順次後日掲載される予定です。是非ご覧ください。



 

★機械工学科が3Dプリンターを使ってマスクを作成しました★

 機械工学科では、インターネット上のフリー素材データを使ってマスクを製作しました。
新型コロナウイルスの関係でマスク不足が深刻化している昨今、環境にやさしい使い捨てでないマスク作りが
注目を浴び、先日も大手県内薬局が同様に3Dプリンターで作成し、社員に支給したニュースが報道されました。
 素材データは3Dプリンターを使い3時間30分程度で成形可、鼻と口を覆う部分を3Ⅾプリンターで成形します。


そして、成形したマスクにゴム紐とガーゼを取り付けて完成です。材料のフィラメントは1000gで10,000円とすると20g使用するため、200円程度で成形できます。マスクは繰り返し使用することが可能です。


完成作品はこちら。市販のマスクゴムと裏面にガーゼを装着して完成です。
 

 

機械工学科の先生にモデルになって、着用してもらいました。着け心地もなかなか良いようです。
 

 このようにクリエイティブなものづくりを実践できるのも本校の強みだと自負しています。

 

★休校中の一コマ★3年生教室を3年部職員がワックスがけしました★

県立高校は4月13日(月)から再び臨時休業になり、我々職員も生徒がいない寂しい学校で職務を行っています。

そんな中で、本日は3年部の職員が教室の大掃除やワックスがけ、エアコンの掃除をしている一コマを紹介させていただきます。4月6日の登校時に生徒が大掃除を行いましたが、今回は普段手が届かないところや大掛かりな部分を職員が行いました。

 

ワックスがけです。モップでまんべんなくワックスをかけました。

 

そのあとポリッシャーでさらに磨くと、ピカピカになりました。

エアコンのフィルターも掃除しました。ほこりが詰まっていましたが、きれいになりました。

教室も学校も生徒と授業再開を心待ちしています。27日(月)に予定されている学校再開の日が今から楽しみです。

☆電気工学科 本年度も新エネルギー発電の研究を予定☆

電気工学科では、学校再開後の3年生「課題研究」の授業にて、新エネルギー発電の研究を予定しております。

今回の記事では、過去に実施した新エネルギー発電の研究について紹介します。

研究題目は「ゼーベック素子を利用した熱発電」です。ゼーベック素子とは、特殊な半導体で、これに温度差が生じると、熱エネルギーが電気に変わる素子です。この現象を、ゼーベック効果と呼びます

実験で使用したゼーベック素子(60㎜×60㎜ 厚さ3㎜)

熱源としてはローソクを、冷却源には、100円ショップで販売されている瞬間冷却材を想定しました。実験では、アルミ板で加工した容器にローソクを溶かし着火。冷却側にもアルミ板で加工した容器に氷を入れてデータ取りました。

 

 

生徒たちが配線した実験回路 及び ゼーベック素子1枚当たりの発電出力(ワット数)【W】です。

15分程度は、0.2ワット以上出力されました。

ゼーベック素子1枚を利用した実験でしたが、発電した電気により、麦電球点灯やモータを回すことができました。

電気工学科では、ローソクと瞬間冷却材に着目して発電実験を行いましたが、

この熱発電は、温泉街等でイルミネーションを点灯させるなど実用化が行われています。

 

4月7日(火)の日課について

 新コロナウイルス対応のため、始業時間が30分繰り下げられた初日の4月7日(火)、各学年LHRの後、1年生は写真撮影・身体測定・聴力検査・視力検査、2,3年生は自転車点検と小論文模試が行われました。

      

         【自転車点検】                 【写真撮影】

        

          【身体測定】                 【聴力検査】

 

令和2年度の入学式が行われました

 校庭の桜が満開となった4月6日(月)の午後、令和2年度の入学式が、新コロナウイルス感染予防のため、例年より時間を短縮し行われました。
 まず今年度の新入生(全日制366名、定時制19名)が起立、校長先生から入学の許可をいただきました。
 続いて校長先生の式辞があり、新入生に向け次のようなメッセ―ジが送られました。

「高校への入学が学びのゴールではなく、科学技術高校での高校生活において、自分自身のあり様や生き方を見つめ、たくましく成長して欲しい。本校での基礎学力の充実と実験や実習を通して得られる興味関心は、新たな主体的な学びに導きます。また充実した設備も後押ししてくれることでしょう。持続可能な社会を実現する科学技術の担い手として、豊かな感性を磨くとともに、他を思いやる人間性を身に着けてほしい。本校での高校生活が充実し輝かしいものであることを願います。」

 最後に新入生代表による次のような宣誓が行われ、入学式は終了しました。
「本校の生徒となった喜びと、これから始まる高校生活への期待で胸が高まる思いです。これからの3年間勉学に励み、新しい知識や技術を身につけるとともに、何事にも一生懸命取り組み、誰とでも平等に接し、将来社会で活躍できる人間となれるよう、日々精進していくことを誓います。」

      

      

 

令和2年度の始業に当たり、校長先生挨拶と着任教職員紹介が行われました

 4月6日(月)令和2年度の始業式および着任式は、新コロナウイルス感染予防のため、事前に録画された校長先生挨拶と着任教職員の自己紹介のビデオレターを各教室で視聴しました。
 今年度着任された校長先生からは、次のような挨拶がありました。「新コロナウイルスは簡単には撲滅できない。今後も3月のように休校も考えられる。このような状況下、主体的な学習を身に着けてほしい。災いを転じ自分の糧として頂けることを期待している。」
 引き続き、今年度着任された先生方の自己紹介画像が流れ終了となりました。

         

 

第4回全国人工衛星・探査機模型製作コンテスト参加。機械工学科・電子工学科3年生

機械工学科3年生の9名と電子工学科1名(出展時はともに2年生)の生徒で昨年に続き、全国人工衛星・探査機模型製作コンテストに参加しました。AチームはJAXAの「はやぶさ2」、Bチームはソビエトの「スプートニック2号」を製作し出展しました。

コンテストパンフレット

Aチーム 「はやぶさ2」 市長賞

 

Bチーム 「スプートニック2号」

 3月15日の報告会、受賞式は新型コロナウイルス感染予防のため、中止となりました。先日主催者の岐阜県担当者より、市長賞をAチームの「はやぶさ2」が受賞の連絡がありました。両チームとも互いに力を合わせての成果です。作品は、後日校内にて公開を計画しています。科学技術高校に訪れた際にはぜひご覧ください。

離任教職員とのお別れの会が行われました

 新コロナウイルス感染防止のため、3月30日(月)に予定されていた体育館での教職員および在校生による離任式は中止となり、代わりに職員室において、退職および異動される教職員25名に対するお別れの会が行われました。お別れの会では校長先生から離任される教職員の紹介の後、本人からご挨拶をいただきました。
 引き続き定年退職される校長先生のお別れの会が行われ、教頭先生からこれまでの教員経歴の紹介の後、ご本人から教員生活の振り返り、また今後についてご挨拶いただきました。

      

      

  

 離任式は中止となりましたが、久しぶりに生徒が登校し学校に活気が戻りました。
 新コロナウイルス感染防止のため、生徒間の接触がなるべく少なくなるよう、全クラスを3クラスづつ6グループに分け、グループごとに時差登校し、担任の先生から成績表や課題等の配布、連絡事項伝達、新クラスの教室への移動等が行われました。