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2学期の終業式が行われました
12月25日(金)2学期の終業式が、コロナウイルス感染防止のため、放送を通じて行われました。
校長先生からお話しいただいた内容の要約を下に記します。
コロナ禍で様々な活動が制限され、多くの全国規模の大会が中止になる中、秋以降、様々な感染症対策がなされ開催された大会の1つ、第100回全国高校ラグビー静岡県大会準決勝での本校ラグビー部の頑張りが印象に残りました。
準決勝の相手は昨年・一昨年と、この大会を連覇している王者、聖光学院です。結果は69対3の完敗でしたが、最後まで戦い抜いた彼らの姿には胸が熱くなりました。この試合で最後まで希望をもつということを考えさせられました。
労働経済学者の玄田有史氏は「希望のつくり方」という著書の中で、希望とは「行動によって何かを実現しようとする気持ち」と述べています。コロナ禍の閉塞感に満ちた世相の中で、あらためて何かを実現しようとする気持ちを持ち続けることが大事であると感じます。希望は実現できない事が多いのですが、そこで努力した人は失望や挫折から学び、新たな希望を得ることが出来るからです。これから皆さんが生き抜く未来を予想するときに、達成できないかも知れない希望に対して挑戦する心、打たれ強い強靱な心身を育むことが、今、皆さんに求められています。
10月から始まった3年生の進路活動では、大きな壁に阻まれている者も少なくありませんが、これまでの努力は次の希望の種です。落ち着いて地道な努力を続け、希望を持ち続けましょう。そのためには、環境も大切です。皆さんを応援してくれる厳しくも暖かい先生方や励まし合う友人が、ふとしたことで支えになってくれるはずです。
1月3日まで1週間ほどの、短い冬休みですが、久しぶりに会う中学時代の友人やいとこなどの緩い結びつきを持つ人達が、希望の作り方の示唆を与えてくれるかも知れません。良いお年をお迎えください。
以上
終業式後の教務課、生徒課、進路課の先生方からのお話を抜粋し以下に記します。
教務課:この1年間何が変わったと感じているか、この先1年間何を変えようと考えていく
か、冬休みにじっくり考え目標を立てて下さい。また軽率な行動をひかえ、新学
期には元気に登校してださい。
生徒課:コロナウイルス感染防止について、基本的な対策を継続してください。交友関係
においては、お互いに思いやる気持ちを持ち接触してください。交通関係では安
全確認をしっかり行い、事故が無いようにしてください。
進路課:8割以上の進路が決定した現在、進路活動の結果を重視するのでなく、取り組み
方やプロセスを重視していく考え方は、今後の人間成長に大きな影響を与えると
思っている。またこのような考え方の最も大切なことは、進路実現に当たって支
えていただいた人たちへの感謝の気持ちを抱くことができることにある。
この話は3年生に向けてのメッセージだが、1,2年生はこのような時期がすぐ
にやってくることを自覚し、今できることに一生懸命に取り組んでください。