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学校の出来事
表彰者紹介
令和3年12月24日から令和4年2月24日までの諸活動で顕著な成績を挙げた皆さんです。全校集会が行われないため、HPにて紹介します。
都市基盤工学科3年 第41回建設論文(県建設業協会主催) 努力賞 大橋 駿介さん
努力賞 杉本 光由さん
都市基盤工学科3年 第50回卒業製図コンクール(建通新聞社主催)
優秀賞 秋野 寛人さん
篭山 純一さん
佐野 星さん
建築デザイン科3年 第50回卒業製図コンクール(建通新聞社主催)
優秀賞 大石 優羽さん
沖山 暖和さん
市川 心晶さん
電子工学科3年 静岡県ロボット競技大会MCR部門 優勝 鷲巣 碧さん
第3位 加藤 伊織さん
片山 宙拓さん
杉本 磨生さん
宿谷 柊人さん
第4位 井上 拓己さん
萩原 一弥希さん
海野 大眞さん
中村 亮介さん
3年生選択家庭基礎演習 高校生による給食コンテスト 審査委員奨励賞 渡邊 咲良さん
機械工学科3年 令和3年度アート作品コンクール平野 優秀賞 佐野 碧さん
福井 匠さん
望月 大智さん
陸上競技部 令和3年度高体連陸上競技専門部等級賞 800m1級 池田 蓮さん
第30回静岡県高校生ロボット競技大会 自立制御ロボット部門
第2位 チーム名「FFJ」 3年 上仲 令真さん
3年 河合 智樹さん
2年 米嶋 杏花さん
2年 飯田 未来さん
第3位 チーム名「チーム運び屋」 1年 太田 一希さん
1年 出羽 諒成さん
1年 安竹 聖仁さん
第5位 チーム名「楽高」 1年 杉山 駿太さん
1年 杉山 諒佳さん
1年 森 渡志樹さん
★令和3年度第14回卒業証書授与式★
3月1日(火)第14回卒業証書授与式が行われました。平成31年度以来、短縮した形ではありますが、3年ぶりに体育館で行うことができました。
副校長先生による開式の辞の後、本年度の各科の卒業生356名の代表として電子工学科と理工科の生徒が壇上に上がり、校長先生から卒業証書を授与されました。続いて、校長先生から以下のような式辞が述べられました。
【校長式辞】
例年になく寒い日が続いた日本列島にも、ようやく春一番が吹きはじめ、谷津山の木々も新たな芽吹きの季節となり、皆さんの新しい旅立ちを祝福しているかのようです。本日ここに、多くの御来賓の皆様と卒業生の御家族の御臨席を賜り、令和三年度卒業証書授与式を挙行できますことを、先ずもって感謝申し上げます。さて、ただいま卒業証書をお渡しした三五六名の卒業生のみなさん、御卒業おめでとうございます。
皆さんが入学した年の春は、平成から令和に改元され、天皇即位の祝賀ムードに包まれ、秋には旭化成の吉野彰・名誉フェローがノーベル化学賞を受賞するなど学会も喜びに沸きました。翌年には2020東京オリンピックが予定されており、国民は明るい未来への期待に満ち溢れていました。しかし、初冬から令和2年にかけ、中国から端を発した新型コロナウイルスの情報が報道されると、またたく間に日本でも、そして静岡県でも感染が拡大しました。4月には緊急事態宣言が発令され結局、令和2年度は約2カ月の臨時休業を余儀なくされました。全国高校総体等が中止されるなど、高校生のこれまでの努力が理不尽に奪われていきました。令和3年度も現在に至るまで状況はあまり変わらず、不自由な学校生活を強いられています。それは学校活動にとどまらず、病気で苦しむ方などの生活弱者をも苦しめていることを、私たちは忘れてはなりません。それでも、皆さんは様々な制約や緊張感の中、学習活動や部活動などの歩みを止めることなく努力し、全国規模の大会で数々の優秀な成績を収め、これまでの本校にはない新たな伝統を築きました。
さて、これまでの感染症に翻弄されている社会生活・高校生活の中で皆さんは何を考えたでしょうか。私は、地球規模で物事を考えることの必要性と、これまでの既成概念や社会通年という軸に対して、自分の考えという軸をもつことの大切さを感じます。前者では、感染症が拡大する何年も前から、国連は「記録的な地球温暖化と生態系の悪化という状況の中で、ウイルスによる破壊的なパンデミック」を警告しています。また、WHOが警告するワクチン普及の世界的な不平等が生じている実態は看過できません。私たちは地球人として、途上国や未だワクチンが接種できていない国々にも供給していくことが重要であり、そうでなければまた新たなウイルスが。世界の各地で繰り返し猛威を振るうことは、火を見るより明らかです。
他方で科学技術を学ぶ私たちは、これからの社会に貢献していくという意味で自分軸でのものの考え方が必要です。昨年のノーベル物理学賞を受賞した真鍋叔郎さんは、幼い頃から天気に関心を持ち、当時誰も研究していなかった「気象・気候学」を体系化し、60年以上も研究してこられました。二酸化炭素の濃度の上昇が気候に与える影響を、世界に先駆けて明らかにするなど、数々の研究成果をあげました。誰もが着手していない分野を研究することは、暗闇を手探りで進む挑戦であり、そこには、既成概念という軸も他の研究者の軸とともに、自分軸を信じ進んできた道のりでもあるのです。
科学技術高校での3年間の学びは、自然科学の理論だけではなく、実験や実習を通して、社会のどのような分野で貢献しているかをつかみ取るものでした。自国だけでは解決できない多くの課題について、世界が協働して持続可能な開発目標に向かい、取り組まねばならない今、皆さんには地球規模の広い視野を持ち、自分軸での思考と逆境に立ち向かう勇気をもって羽ばたいて欲しいと願っています。
さて、保護者の皆様、お子様の御卒業おめでとうございます。心よりお喜び申し上げます。御入学から本日までの高校生活において、お子様には多くの試練がありました。時に道に迷ったことがあったと思います。そのような時、御家族のあたたかい励ましや御支援により本日を迎えることができました。教職員一同心よりお礼申し上げます。
卒業生の皆さん、今日からこの科学技術高校が皆さんの母校です。本校は創立から十四年と若い学校ですが、卒業生は工業技術者として地域を支え、そしてグローバル化が進む中で、世界でその技術を遺憾なく発揮しています。また、将来の科学者を目指して勉学や研究活動に邁進している卒業生も少なくありません。若い科学者・技術者への期待は膨らむばかりで、それはすなわち本校に対する期待でもあります。どうか、胸を張って自信をもって自分の道を切り拓いて行ってほしいと思います。
その後、2年生の代表による送辞、卒業生代表による答辞がありました。送辞、答辞の要約を以下に記します。
【送辞】
3年生の皆様卒業おめでとうございます。みなさんは私たちが入学した時から先輩として様々な場面で私たちをリードしてくださいました。
ともに過ごした2年間、先輩方からは様々なことを学び多くの教えを受けてきました。先輩方には語りつくせないほど感謝でいっぱいです。本日皆さんは夢や希望を抱き、それぞれの世界へ羽ばたいていかれます。これから自分の歩んだ道の先で、答えの見つからないことや大きな壁に直面することもあるかと思います。しかし、科学技術高校で培ってきた未来を切り開く感性と行動力があれば、どんな困難も乗り越えていけると信じています。私たち在校生も先輩方の後を継ぎ、さらに飛躍できるよう残りの高校生活を精一杯過ごしていきたいと思います。
【答辞】
いまだ新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、対策を行い、先生方、家族に見守られ、本日の卒業式を迎えられたことに、私達卒業生一同大きな幸せを感じています。
この三年間、長くもあっという間に過ぎてしまいましたが、そこにはいつも先生方や家族の支えがありました。
在校生の一、二年生はコロナウイルスの影響を受けた不安な状況下、この科学技術高校に入学し、慣れない環境の中でも私たちの背を見て、共に考え、つくってきました。「ものづくり」を通して知識を深め、技術を磨くとともに、さらに後輩達へと繋いでいってくれると信じています。
本日、私たちはこの科学技術高校を卒業し、それぞれの道へと歩んでいきます。この先何が起こるのかわからず、不安な気持ちもあります。しかし、科学技術高校で築いてきた仲間との絆、三年間、吸収し、磨いてきた技術、応援し続けてくれた先生方、家族の存在。この見えない支えがあれば、どんな困難があろうと乗り越えていけるはずです。
最後になりましたが、本日私達のためにご臨席くださいました保護者の皆様、私達のために卒業式を挙行して下さった先生方に卒業生一同心よりお礼申し上げます。
閉式の辞の後、各科毎に行われ、生徒全員に卒業証書授与され、その他証明書等配布、表彰、教職員の卒業生に対するお祝いの挨拶等が行われました。
同窓会入会式が行われました
2月28日(月)3年生は久しぶりに登校し、体育館にて同窓会入会式および同窓会賞授与式、卒業記念品授与式を行いました。
代表の生徒が同窓会賞および卒業記念品を受け取った後、同窓会長より「三年ぶりの同窓会入会式となりました。開催できたことまことに嬉しく思います。これからの世界は情報技術の発達に加え、新型コロナウイルス感染症対策のため人との接触が極端に少なくなってきます。悩みや疑問はロボットに聞けば解決する時代が来ると思います。しかし、人間は元来ひとりで生きていくことはできません。知識はひとりで習得できますが、人の知恵は多くの人の経験から生まれてきます。3年間同じ思いを共有した同級生とは今後も引き続き交流を続けてください。そして、新しい進路先で友人知人を得て交際の輪を広げてください。今まで異なった環境で育ってきた新しい知人友人、その人たちの言葉一つ一つが人生の糧となり、人生の支えとなります。」とお話をいただきました。
3年生は同窓会入会式後、卒業式の予行を行いました。身だしなみと気持ちを整え、卒業式本番を迎えてほしいと思います。
★卒業式の会場準備を行いました★
3月1日(火)に本校で行われる、令和3年度第14回卒業証書授与式の準備を2月25日(金)の放課後を使って行いました。28日(月)には同窓会入会式及び卒業式予行が行われるため、25日に式場準備を行いました。当日は学年末テストを終えたバスケットボール部とバドミントン部の生徒が準備の手伝いをしてくれました。
本校は、感染症対策を十分に施しながら、3年ぶりに体育館で卒業式を一斉開催することとなりました。令和元年度・令和2年度共に放送で全体会を行い、生徒は各教室・実習室等で卒業式を行う「分散型スタイル」でしたが、今年度は感染対策に十分留意しながら、来賓の方々もお招きし、体育館で行います。式は次第の一部を簡略し、すべてが1時間以内に終われるよう工夫をしてあります。残念ながら今年も在校生全体は参列を控え、代表として生徒会長と生徒会副会長(2名)が「在校生代表」として参列します。
3年生の門出を祝う立派な式にしたいと思っています。参列される皆様も感染症対策を十分に施しての参加、よろしくお願いします。卒業式は3月1日(火)午前9時開式、本校体育館第一アリーナです。受付は8時30分から開始します。
★1・2年生の学年末テストが始まりました★
2月24日(木)に1・2年生の学年末テストが始まりました。生徒たちは「今年度の学習成果の到達点」を確認すべく、熱心に取り組んでいます。
2月25日(金)・28日(月)、卒業式を1日挟んで3月2日(水)の4日間に渡る学年末テスト、最後まで全力で頑張って欲しいです。なお、テスト返却は3月8日(火)・9日(水)の予定です。
★令和3年度第3回PTA役員会が開催されました★
令和3年度第3回PTA役員会が令和4年2月17日(木)14時~16時まで視聴覚室にて、感染症対策を十分施しながら行われました。参加役員は90名、PTA会長・学校長挨拶ののち、今年度の補正予算、来年度の事業計画・予算など5つの議題が審議ののち可決されました。また昨秋の文化祭模擬店の会計報告や来年度の販売方針も発表されました。
議事終了後、教育講演として静岡県中部県民生活センター消費者行政班からの『令和4年4月からの成人年齢18歳への引き下げに伴い、保護者が注意すべきこと』を 静岡県立静岡がんセンター・参与の堀内智子先生に行っていただきました。現3年生は一斉にこの4月1日から成人に、現2年生も18歳の誕生日を迎えた順に成人に、来年度末には全員成人となります。ローン契約やクレジットカードの申請などさまざまなことが出来るようになり活動範囲が広がる反面、それにつけこむ詐欺や思わぬ落とし穴も多々あります。限られた時間内ではありましたが、有意義な講演でした。5月のPTA総会では少し角度を変えた講演を全学年の保護者全員に堀内先生に行っていただく予定です。
令和4年度第1回PTA役員会は令和4年5月6日(金)14時~ 本校視聴覚室にて、令和4年度後援会・PTA総会 令和4年5月25日(水)12時50分~ 本校体育館にて行う予定です。コロナの感染状況によっては開催方法を見直すこともありますが、多くの皆様の参加をお待ちしています。
参考までに、この会議の議題のみ下に掲載させていただきます。
★ 議事
第1号議案 令和3年度 PTA会計補正予算案
第2号議案 令和4年度 PTA事業計画案
第3号議案 令和4年度 PTA会計予算案
第4号議案 令和4年度 PTA積立金会計予算案
第5号議案 PTA会員に関する規則の一部改正について
すべて出席全役員の満場一致にて議決されたことを報告します。
★理数科2年生・課題研究発表会開催レポート≪後編≫★
理数科2年生・課題研究発表会レポートの後編です。
8班は化学班、「漂泊作用についての実験」。洗濯するときに何気なく入れ込む漂白剤を見て、その中にどのような物質が入っていてどのような性質・効果を持ち合わせるのかに興味を持ったのがきっかけ。汚れの媒体として、我々も困った経験があるコーヒー、しょうゆ、油性ペン、中濃ソースを使うなど日常生活に適した媒体を使用しているのが特徴、その効果がどのような環境下・状況下で一番効果を発揮するかを調べました。
9班は数学班、「キヌガサダケの生育条件」。近所の谷津山に生息しているキノコの中で異彩を放つキヌガサダケに興味を持ち、なぜその地点にだけ生育しているのかを研究、生息地の土壌の化学性を分析するなど意欲的な研究となった。この研究の最大の特徴として、理数科の教員(理科・数学)だけでなく、物質工学科の教員も指導教官として携わっていることが挙げられます。違った角度でのアドバイスをいただけたと思います。
10班は生物班、「ビオトープを作るために必要な水の条件について」の研究。ビオトープとは生物集団の生息空間を意味し、そこの水質が微生物や水生生物によってどれほどの影響を及ぼしているかを研究しました。
11班は化学班、「ハサミの切れ味の改善」。普段何気なく使っているハサミ。これだけ文明が進化しても、昔から形状が変わらないのは傘とハサミだけとも言われています。そのハサミも物によっては使い心地が悪いものもあり、その使いづらい要因は何なのか、どうすれば使いやすくなるのかを研究しました。
12班は物理班、「物質の材質・形状と遮音性能の関係」の研究。高速道路やバイパスを走っていると何げなく見かける側面のアクリル製防音板やカラオケボックスの防音装置に興味を持ち、その材質や性能、効果を研究するとともに、「防音」「遮音」「吸音」の違いなど普段我々が気に留めにくいところまで踏み込んだ研究となった。
13班は物理班、「液圧ジャッキに最適な液体」の研究。私も先日車検でタイヤを交換してもらったとき、ジャッキで車体が持ち上げられていくのを見たばかりだが、特に何も感じなかった。しかしながら、本校の生徒はこのように持ち上がっていく工程やジャッキの仕組みに興味を持ち、油圧ジャッキ・水圧ジャッキの違いや、どのような液体が使われているのか、また出来るだけ少ない力でジャッキが動くためにはどのような液体が最適なのかを研究しました。
14班は地学班、「自作日射計を用いた気象調査」の研究」。今では静岡県でも時折竜巻が発生、テレビを見ていると竜巻警報が画面上に有効期限と共に表示される今日、竜巻の研究をしようと試みたが残念ながら挫折、校内の複数地点から自作の日射計や風速計を使って日射量・気温・風を計測して比較、研究の対象としました。
今回の発表会を通じて感じたことは、研究内容のクオリティーの高さはもちろん、発表後の質疑応答の数にも驚かされました。クラスメイトはもちろん先生方、さらには司会者からも質問が出て、発表者も緊張したと思いますが、丁寧に回答していたことが印象に残りました。
理数科2年の皆さん、そして指導に尽力して下さった先生方、本当にありがとうございました。
★理数科2年生・課題研究発表会開催レポート≪前編≫★
本校理数科(理工科)の「課題研究発表会」が令和4年2月16日(水)午後、本校視聴覚室で行われました。
先月、工業科8学科すべての発表会が行われましたが、今月は理数科の発表会です。工業科は3年生が課題研究を行いますが、理数科は2年次に「課題研究」週1時間、「総合的な探求の時間」週2時間行っています。
理数科2年生40名が「生物班」「物理班」「化学班」「地学班」「数学班」など14の班に分かれ、発表を行いました。 多くの班があるため、≪前編≫≪後編≫の2回に分けて紹介します。
なお、このブログ記事を書いているのは「スーパー文系」である英語教員なので、十分な専門的知識を持ち合わせておらず、伝わりにくい面もあることを御了解いただければと思います。
1班は生物班、「紅茶のリラックス効果」の研究。よく我々は「紅茶を飲んでリラックスしようか」なんて日常会話でも使います。それは本当なのか、という疑問をきっかけに、「リラックスする=血圧が下がる、脈拍数が下がる」と便宜上定義し、温度設定による効果の度合いも含めた研究を行いました。
2班は数学班、「関数のアーチと橋の関係」、いかにも工業科と併置されている理数科を持つ本校らしい題材、橋やアーチなどは本校の都市基盤工学科が専門に学んでいます。主にカテナリー(カテナリーとは重力が生み出す「かたち」の一つで、例えば紐の端と端を持って垂らしたときに描く放物線を「カテナリー曲線」といいます)を中心として、関数アーチと橋の関係について研究しました。本当にカテナリー曲線が安定しているかを微分積分を活用して研究していたのが印象に残りました。
3班は物理班、「なぜ横からの風で車は前に進むのか」。きっかけとしては「なぜ野球の変化球ボールは曲がるのか」という疑問。変化球に働く「マグヌス効果」という現象を再現し、それによって生じる力を利用した車を作成して風の強さと車の進む速さの関係に着目して実験を行いました。
4班は化学班、「ムペンバ効果原理の解明と温度条件」。タンザニアの少年が発見した、特定の状況下では温かいものの方が冷たいものよりも先に凍るというムペンバ効果に興味を持ち、まだ詳細に解明されていない部分を出来る限り解明したいという好奇心で研究を進めて行ってくれました。
5班は地学班、「本校内の放射線のカウント数についての研究」。さまざまある種類の放射線個数をガイガーカウンターで計測し、その結果から身近なもので放射線を発しているものを調べ、本校のどのようなところからどの程度放射線が発されているかを研究しました。
6班は物理班、「ゴム動力飛行機の形状と飛行時間の関係」。日本テレビ人気番組「鳥人間コンテスト」を見て、機体によって飛行時間や飛距離が異なってくることを目の当たりにし、機体の形状と飛行時間の相関関係を調べたいと思い、研究を始めました。
7班は化学班、「理想の炭酸水を作るには」。風呂上りや運動後に爽快感を求めて炭酸水を飲むのを好む人も多い。本校は多くの自販機を抱えるが学校の方針で炭酸水の販売を販売していません。アスリートにとって炭酸水は天敵、というのが理由ですが、それでは自分たちで理想の炭酸水がどのようなものなのかを研究して作っていようという意欲的な研究でした。「クエン酸と重曹」でおいしくて健康的な炭酸水を作るため、既存の炭酸飲料・微炭酸飲料を飲んでpHを測定、炭酸水の作成の参考にしました。
8班以下は後半に続きます。
★第2回学校評議員会が行われました★
2月8日(火)午前10時より、本校応接室にて「令和3年度第2回学校評議員会」が行われました。
学校評議員会とは、平成12年1月の学校教育法施行規則の改正により、地域住民の学校運営への参画の仕組みを制度的に位置付けるものとして学校評議員制度が導入され、平成12年4月から実施されているものです。
今年度の本校学校評議員は次の5名の方々です。
・清水 明博 様(静岡科学館「る・く・る」次長)【新任】
・疋田 真左人様(静岡県発明協会事務局長) 【新任】
・松永 泰弘 様(静岡大学教育学部教授、静岡大学教育学部附属特別支援学校長)
・小池 澄男 様(長沼二区町内会長)
・大石 恵子 様(元PTA副会長、元後援会理事、H30卒情報システム科・大石さん母親)
学校側からは、松村校長、椙山副校長、勝又教頭、松永定時制教頭、古知事務長、中島総務課長が出席しました。
第1回は昨年5月に開催され、その時は学校の概要説明や校舎・施設案内をしました。今回は主に今年度の報告と年度末の学校評価についてご助言をいただきました。
今後学校評議員の方の意見・助言等を参考にしながら、円滑な学校運営を行っていきたいと思います。
なお、来年度の学校評議員会は令和4年5月と5年2月の予定です。
3年生学年集会が行われました
2月4日(金)工業科の3年生は、学年末テスト終了後に学年集会を行いました。3年生にとっては高校生活最後の学年集会でした。
学年主任の先生から「3学期を振り返ると、工業科は課題研究のまとめが大変だったと思う。明日からは家庭学習日、冬休みではないので、これから受験を控えている人はもちろんだが、新生活への準備や大学や会社から課題が出ていると思うので、課題をこなしつつこれまでの学習を振り返ってほしい。また、卒業式は呼名など省く部分はあるが、学年全体で行う予定。式典なので身だしなみを整えてきてほしい。」と話がありました。
また、生徒課からは「テストが終わってほっとしていると思うが、卒業式が終わるまでは卒業していない。家庭学習期間でトラブルがないように注意してほしい。」と話がありました。
★全国高校生ものづくり大会旋盤の部準優勝・佐野君の表彰式が行われました★
11月13・14日に神奈川県横浜市鶴見区で行われた全国高校生ものづくりコンテスト・旋盤作業の部に東海ブロック代表として参加、見事準優勝を果たした、機械工学科3年・佐野碧さんの校内表彰式が2月3日(木)、本校校長室で行われました。
この大会への東海ブロックの出場枠はわずか「1枠」、東海王者にならないと全国大会出場が出来ないという狭き門をくぐり、佐野さんは8月の東海大会で見事優勝して初の全国大会出場を決めました。全国大会には全国9ブロック(北海道・東北・関東・北信越・東海・近畿・中国・四国・九州)優勝者各1名に開催地・神奈川県代表を加えた10名が参加、静岡県からはすべての正式競技を通して唯一の参加者でした。全国大会でも見事準優勝を飾り、この度本校に表彰状が届きました。校長先生のご厚意により、直接表彰状を手渡していただきました。
卒業後には、日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社(静岡市清水区)に就職予定です。卒業しても本校で培った技術を生かし、会社に貢献して欲しいです。この度はおめでとうございます。
集合写真のみ、マスクを外して撮影しました。
★建築デザイン科・都市基盤工学科の生徒が建設論文で入賞しました★
一般社団法人 静岡県建設業協会が主催する令和3年度・第41回建設論文に本校生徒が応募し、建築デザイン科1年生3名と都市基盤工学科3年生2名が入賞しました。本来であれば、1月21日(木)に昭和会役員および建通新聞の代表者が来校されて、校長先生も出席して頂き本校で表彰式を行う予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大が懸念されたため急遽中止となりました。
このたび、賞状が届きましたので、1月31日(月)感染症対策を施した上で本校で簡単な授与式と記念撮影を行いました。
なお、記念撮影のためマスクを外して撮影しています。
★論文テーマ 『わたしの街をこうしたい』
住みやすい街の開発、災害に強い街の設計、生活を支えるインフラ管理、あなたが造りたい理想の街を教えてください。
【本校入賞者】
優秀賞 建築デザイン科 1年 鶴橋さん
努力賞 建築デザイン科 1年 大村さん
嶋 さん
都市基盤工学科 3年 大橋 君
杉本 君
受賞者の皆様、おめでとうございます。
★課題研究発表会8(物質工学科・後半)工業科最終回★
物質工学科後半です。
13班は「カビと薬の研究」。8班も題材にしましたが、我々の永遠の敵・カビについてもっと深く研究したい、対策を講じたいという思いからの研究となりました。
14班は「ガラスの作成と着色」。学科名にもあるように広く深く「物質」を研究する物質工学科らしい題材、化学だけにとらわれることなく、物質・素材に特化した研究でした。
15班は「ドクダミの殺菌作用」。爽健美茶や十六茶にも含まれているドクダミ、そのドクダミの葉に殺菌作用があるのか、そしてあれば消毒液に利用できるのではという好奇心からの研究となりました。
16班は「生地と染料の染まり方の違い」。本校制服のクリーム色のブラウス・ワイシャツがどのように染まっているか、どのような染料で染められているか、また染料から染色まで自分たちでも実践することが出来るのかも含めて、記事と染料の関係について研究しました。
17班は「糖の種類によるアルコール発酵の違い」。いろいろな糖に酵母を作用させて、糖の種類によるアルコール発酵の仕方の違いを調べ、そのアルコール発酵の二酸化炭素の発生量の違いから考察、近年注目されている持続可能な開発目標(SDGs)の観点からも研究を進めていました。
18班は「人工宝石・ビタミンC」。リンゴ・みかん・レモンを使って果物に含まれているビタミンC量の違いに興味を持って調べました。ビタミンCの少ない順に、リンゴ・メロン・パイン・みかん・イチゴ・レモンと続いた実験結果がとても参考になりました。
19班は「ネズミの骨格」。壬生さんの単独研究となりました。骨格標本を作製し、飼育されていたハツカネズミと野生のアカネズミの骨格の違いを比較研究した意欲作でした。
20班は「生物季節観測の継続の検討」。これも宮崎さんの単独研究。生物季節観測とは、生物季節現象を観測して確認できた日を記録する観測方法、長年気象庁がこの方法で記録を取り続けてきたが、時代に合わなくなり一昨年に廃止されたが、時代にそぐわないという理由だけでの廃止に疑問を感じ、継続して記録を取り続けることへの検討を研究しました。
他の学科と違い、基本的に2名程度の少人数グループでの研究となったことが特徴的でした。
以上で工業科8学科が終了しました。
理数科は2年生が2月10日(木)8:35-11:25に視聴覚室で課題研究発表会を行います。
★課題研究発表会8(物質工学科・前半)工業科最終回★
1月31日(月)に視聴覚室にて工業科の最後を飾る物質工学科の課題研究発表会が行われました。
1班は「お茶の殺菌作用」の研究。お茶に含まれるカテキンは殺菌作用があると聞きます。その効果のほどを対照実験で検証しました。
2班は「透明骨格標本の作成」。出来るだけ制作費用を抑えながら、使用薬品や酵素にも気を配り、透明骨格標本を作製してみました。
3班は「結晶構造の研究と合金の作製」。雑誌やテレビで見かける結晶の美しさに魅了されて、なぜそのような構造が出来るのか科学的な知見から研究をしました。
4班は「ペニシリンの単離」。ペニシリンとはイギリスの細菌学者フレミングによって発見された治療薬として最初に使われた抗生物質。ペニシリンを使って自分たちで薬の生成が出来ないか研究しました。
5班は「根粒菌の利用」。生物で学習したマメ科植物に共生する根粒菌を用いて植物と微生物の共生の在り方を研究しました。特にシロツメグサ根に共生した根粒を使いました。
6班は「燃料電池の作成」。まさにエコな研究。大気汚染や地球温暖化の原因となる物質を排出しない(または少ない)エネルギー・クリーンエネルギーを生み出すため身近で環境にやさしい燃料電池を作成しました。
7班は「ミドリムシの生態と利用方法」。今よく言われている「燃料資源の枯渇」の対策案としてバイオマスエネルギーに着目して、ミドリムシを使っての研究をしました。プラスチック袋の代わりに脚光を浴びているバイオマスを使ったことも特徴です。
8班は「身近なカビについて」。誰しも悩まされているカビ。新型コロナウイルス感染症の流行の関係で手指消毒など徹底されてきたがなかなか撲滅は難しいカビ。次亜塩素酸ナトリウムやアルキルエーテル硫酸を使って除菌の精度や効果を分析しました。
9班は「チョーク作成から使い終えた新たなチョークの使用法」。我々教員も常に新しいチョークを使いたがり、短いチョークはすぐに処分してしまいます。そんなチョークに含まれる成分を利用し、工業排水に含まれる事がある銅イオンなどの有害物質を除去することが出来るかを調べました。
10班は「熱気球による学校撮影」。全体を通して4つの熱気球を製作し、対照実験を試みて熱気球完成後、カメラを搭載し3年間過ごした本校の校舎撮影を行いました。
11班は「身近のもので水質浄化」。水質浄化・水質研究をメインに、浄化方法としてペットボトル浄化装置・炭を使った浄化を行いました。検査方法は酸化還元滴定、パックテストを使って検査を行いました。最近、スーパー銭湯などでも浴槽や水風呂に炭が入れられて、浄化の一役を担っているのを目にします。巴川や庵原川に実際出向き、水を採集して分析した結果をおりまぜていました。
12班は「豚骨による物質の吸着について」。ラーメンなどで大人気の豚骨。その豚骨の排気量が年間75億トンにものぼる。豚骨は今、安価で高性能な有害金属の吸着剤になると注目を浴びており、それを追究した研究となりました。豚骨についているコラーゲンを取り除くために時間をかけて煮込んでから実験に取り組んだ意欲作でした。
以下、後半に続きます。
★課題研究発表会6(電子工学科3年生)★
1月27日(木)に第1~3会議室にて電子工学科の課題研究発表会が行われました。
電子工学科は基本的にすべての班がロボット競技会のひとつである「マイコンカーラリー」(マイクロコンピュータを搭載したロボットがコースを自律制御で走り、タイムを競う競技会)に出品したマイコンカーの特性や性能、協議会の結果等を報告するスタイルを取っています。各班・グループがそれぞれ作ったマイコンカーの特色等明記しながら簡単にご紹介しています。
1班-1「ユウ号R」は重心が低い後輪駆動、なるべく速度を落とさずにカーブやクランクを曲がるようにプログラムを組みました。シリコンテープで脱輪を防ぐなどの工夫が施されました。
2「ガッキー2号」は重量626gの後輪駆動、低重心で安定感が増していました。スーパーシリコンを付けたことも特徴です。結果、東海大会で3位の成績を収めました。もう一台の「チャリオット」は東海大会2位、全国大会出場権を獲得しました。残念ながらコロナの影響で全国大会は中止となってしまいました。
2班は車体名「α」と「202」。αは東海大会5位、202は12位の成績を収めました。ミニマイコンカーとはセンサーの数(ミニは4、マイコンカーは8)やサーボの有無などが変わってきます。この班の発表は下級生にもより分かりやすくをモットーに車体の作り方マニュアルや組み立て時の創意工夫、プログラムについての概略、そして留意点や後輩に伝えたいことを丁寧に網羅していたことが印象に残りました。
3班の発表は他の班と違い、マイコンカーラリーの概略、部門・コースについて、ルールの説明、コースレイアウト、PWM周期の説明、カーブ最適化・センサ感度による変化・クランク安定化の研究などを詳細に触れながら、最後にマシンの紹介と大会結果に触れていた丁寧な説明が印象に残りました。最後にコース清掃車を製作した研究発表もあり、全国大会出場は成りませんでしたが、論文発表は十分全国レベルに達していたと思っています。
4班の発表は車体名「AtsutoMark」と「しんえり」。研究テーマとして動くカメラと動かないカメラ、しきい値と読み取り距離に論点を置き、しきい値(白と黒の境目を区別する値のこと)の調整に苦労したプログラミングの話などの話を混ぜながら発表、互いに東海大会で1・2位を独占した成果も発表してくれました。
5班はホイールベースが短く、後輪駆動の「プリウス零式」と後輪駆動、全長450mmの「よく走る車」を製作した備忘録を発表、プログラミングやクランク対策、レーンチェンジへの対応、使用タイヤの選考過程などクリエイティブな発想の発表をしてくれました。
発表を見ていた電子工学科の最後の生徒たち(現二年生)も参考になったはずです。
★課題研究発表会5(情報システム科3年生)★
今回は、1月27日(木)に行われた情報システム科の課題研究発表会の様子をお知らせします。来年課題研究を履修することになる2年生も聴講しました。
1班は「体感型アトラクションの製作」。オブジェクトツールで人型の型取りを行い、ブレンダーを使って3Dモデルを稼働させてアニメーションを生み出しました。またボーン(骨)を使って物体にジョイント部分をつけて対応、一つ一つ細かい部分まで動かせるようにしました。またキネクト(kinect)というセンサーを搭載させ、人の動きを感知してunityを使って動きをプログラミングしました。
2班は「Unityを使用したゲーム制作」。Unityというソフトを使って建物をマップ化、プログラムを独自に制作しゲームを作ってみました。
3班は「Arduinoを用いたお掃除ロボットの製作」。Arduinoとは機械工学科のところにも出てきましたが、プログラミングチップでカイロ自体を制御するハードウェア。後ろのスポンジを回してごみを回収、箱もついていてその中にごみを入れることも出来ます。段差や障害物、壁にも対応できるセンサを搭載しています。
4班は「科学技術高校を舞台としたRPGの制作」。学校の校内配置図を埋め込み本校を地理的に再現したロールプレイングゲームを作りました。製作動機は本校は敷地内がとても広く、校舎の構造も複雑で先生方も生徒も把握しきれない現状を何とかしたいということから研究を始めたそうです。使用したソフトウェアはRPGツクールMV、ドラクエのような対戦型RPGに見られる「ターン制コマンド選択バトル」では飽きが来るのも早いので、現在進行形・リアルタイムでボタンを押した後に起こる出来事を楽しんでもらいたいという創意がなされています。特にカメラワークに熱を入れたようです。
5班は「Minecraftを用いたゲーム制作」。いわゆるブロック積み立てゲーム、コマンドの指示によってブロックを流し込み、主人公はそれを避けてゴールに進んでいきます。「Flame」はその名の通り「炎」、炎を流してダメージを避けて行きます。
6班は「Unityを用いた3Dインベーダーゲームの制作」。インベーダーゲームと言えばアーケードゲームの定番、もちろん2Dの平面ゲームであるが、それを立体3Dで作ってみようという画期的な意欲研究。
7班は「WordPressを用いた課題研究サイトの制作」。仮想サーバ(ネットワーク上での仮想経由地)上でWordPress(webサイト作成ソフト)を稼働させてカスタマイズ、本校の情報システム科のwebサイトを作成しました。情報システム科に特化したwebサイト作りを目指し、webデザインやどのパソコンからサイトを見てもきちんと見やすいレイアウトを保てる工夫がなされています。質疑応答でも出ましたが、なぜ「仮想サーバ」なのか、実際のサーバを使うとコストがかかってしまうからです。
8班は「WebARに関する研究」。名作・ポケモンGoのようにある空間にポケモン(モンスター)がいるかのように出現させる仕組みである拡張現実(AR)や仮想現実(VR)を駆使した研究です。都市基盤工学科のところでも紹介した「フォトロゲイニング」の班との共同研究も行いました。
9班は「音声認識を用いた教室案内」。これは原田君による単独研究です。音声認識プログラムを作りだし、しゃべると音声で場所を案内してくれます。例えば本校は大学科「理数科」小学科「理工科」略称「R科」、さまざまな呼び方がありますが事前にプログラミングすることで「理数科」「理工科」「R科」どの音声を発しても同じ場所を認識してくれる利口なシステムに仕上げました。
10班は「次世代サバイバルゲームの制作」。昔懐かしいサバイバルゲームを土台にして、実際にBB弾を使うと危険が伴うため、BB弾を赤外線に変えて体に当てる仕組みにしました。銃の引き金を引くと赤外線が発光され、的に赤外線センサーがあたった回数で競うまさに画期的な次世代ゲームに仕上がりました。
11班は「Live 2Dを用いたアバダーの制作」。アバダーとはキャラクターの投影先を表します。事前にイラストを用意し、Live2Dというアプリを活用、動作の基準を設定し、webカメラで人の動きを感知するように設定、動きを忠実に再現させました。表情も微笑みや瞬き、体の揺れまで再現できる優れモノでした。
皆さんの発表のレベルの高さにびっくりしました。ありがとうございました。
31日には、物質工学科が課題研究を行います。
★課題研究発表会4(ロボット工学科3年生)★
1月27日(木)にはロボット工学科、建築デザイン科、情報システム科で3年生の課題研究発表会がありました。まずは、ロボット工学科の課題研究発表会の様子をお知らせします。
ロボット工学科は平成24年度の学科改編で「制御工学科」から「ロボット工学科」に変わって、今回の卒業生が第8期生となります。
1班は「自動ごみ箱の製作」。赤外線距離センサーを使い、人が近づくと信号が反応しサブモーターが稼働、ふたが開き、ごみを入れるとフォトトランジスタ・赤外線ダイオードが光軸に触れて反応、ふたが閉まるという高度な仕組みのものです。
2班は「Arduinoによる電子ピアノ制御」。Arduino(アルドゥイーノ)とは、(ハードウェアの)「Arduinoボード」、および(ソフトウェアの)「Arduino IDE」から構成されるシステムです。アニメ「エバンゲリオン」のテーマ曲「残酷な天使のテーゼ」のリズムに合わせてLEDを光らせて、その光った鍵盤を押していくと曲が演奏できるというハイテクな仕組みです。
3班は「潜水艦・水中ドローン製作」。タイトルを見て驚いた方もいると思いますが、ドローンと言えば空を飛ぶものが一般的ですが、実際に水中ドローンというものがあるのを知った生徒たちはその動作原理に興味を持って実際作ってみようと思った研究です。スクリューやギアボックスを3Dプリンターで出力してみたものの、熱で形がゆがんだり、0.1mmまでの精度がないため、3Dプリンターは大きい物や精度を要するものには使わない方がいいと気付いたことは収穫だったと思います。
4班は「エレベーター自動ドアの製作」。実用化されているものを再現してみたい、実習で学んだ知識を生かしたい、という飽くなき探求心から研究を始めたそうです。自動ドアの機構(機械の構造)製作に時間がかかったそうです。自動ドアの仕組みにバネを用いているのも特色です。
5班は「自動運搬流通システムの研究」。工場の自動化(Factory Automation)が進み、各企業もロボットの開発に力を入れる昨今、その新規ロボット開発がいかに大変なのかを知りたいと思ったきっかけで研究を始めたそうです。自動運搬車やアームロボット、ベルトコンベアの製作を通じてその苦労を実感し、作ったロボットをロボット大会に出場させたそうです。運搬→流通、という一連の動きの自動化で自動運搬流通システムを高度に再現しています。
6班は「遊星歯車機構を用いたコーヒーカップの製作」。遊星歯車機構( planetary gear mechanism)とは太陽歯車を中心として、複数の遊星歯車が自転しつつ公転する構造を持った歯車機構です。遊園地にある「コーヒーカップ」の遊具をイメージし、3DCADやレーザー加工機を使って作ってみました。よく「歯車がかみ合わない」などという表現も使いますが、内歯車と外歯車が上手くかみ合うことでその遊星歯車の上に乗せたコーヒーカップがグルグル回っていきます。宇宙の恒星(太陽)と惑星との自転・公転の原理を活用しています。製作には3DCADを活用しました。
7班は「ホバークラフトの製作」。ホバークラフト(hovercraft 別名・エアクッション艇)は、水面や地面に向けて空気を高圧で噴出し、浮揚して進む乗り物で、平坦な面であれば地上、水上、雪原の区別無く進むことができます。簡単な例えで言い換えればゲームセンターなどにある「エアホッケー」の原理だそうです。作りやすさを優先し、形を円型にして自転車のチューブを活用、その上にホバーの本体を乗せました。車体の制御にはラジコンの制御信号を送信する装置・プロポ(プロポーショナルシステム)を活用しました。
8班は「ドローンの研究」。どの科の課題研究でも定番のテーマですが、この班は小型ドローンを製作し、ピッチの角度に研究の力点を置き、角度を変えることによってドローンにどんな動作がなされるかを研究しました。
9班は「モノホイール駆動 車輪型模型の製作」。モノホイール(mono-wheel)とは一輪のタイヤに人が乗り、重心を一定に保って移動できる乗り物です。1輪のタイヤの内側にもう1輪のタイヤを入れて、内輪・外輪の間にベアリングを使って中に鉄球を入れることにより、外輪はまわって内輪はまわらない仕組みを作りだします。自動車学校でも「内輪差」「外輪差」などという言葉を習いますね。
10班は「自動販売機の製作」。外型はアルミフレームを使って作り、コインを入れてボタンを押すとベルトコンベアが稼働し、ジュースを押し出して商品が出てくる仕組みです。PLCという制御装置を活用しています。PLCとはProgrammable Logic Controllerの略で、リレー回路の代替装置として開発された制御装置です。工場などの自動機械の制御に使われるほか、エレベーター、自動ドア、ボイラー、テーマパークの各種アトラクション(遊具)など、身近な機械の制御にも使用されています。
11班は「階段昇降ロボットの製作」。当初はお掃除ロボットを製作する予定でしたが、挫折して階段昇降ロボットに変更したそうです。ステッピングモーターを活用しています。大畑君一人での研究です。
12班は「立体ゾートロープの製作」。ゾートロープとは、回転のぞき絵とも言い、静止画を素早く入れ替えることで、あたかも動いているかのように見せる器具です。円柱の内側にアニメーション、外側に隙間を作り回転させることによって動いているように見える仕組みです。曽根君一人での研究です。
13班は「無線2足歩行ロボット」。サーボモーターを3個活用し、バルス幅をいじると角度が制御され、プログラムを入力するとトワイライト無線機で信号を送り、サーボモーターが稼働、重心移動して前進していく仕組みになっています。この研究も富田君単独研究です。
14班はAIロボット。まさに「ザ・ロボット工学科」とも言える研究。AI(人工知能 Artificial Intelligence)を駆使して、声で動く自動車を製作、制御装置にはラズベリーパイを使いました。音声認識ソフトはジュリアス(Julius)、声を認識し言葉の波形を読み取ることによってそれに応じて動くプログラムを入力しました。また画像認識ソフトはパイソン(Python)を使用、プログラム言語を打ち込んで、今回はじゃんけんの「グー・チョキ・パー」を認識するようにプログラミングし、それぞれ違う信号を送るようにしました。
以上です。
31日(月)には物質工学科が発表会を行います。なお、理数科は2月に2年生が行います。
★課題研究発表会4(建築デザイン科3年生)★
先週の機械工学科に続いて、1月25日(火)には都市基盤工学科、電気工学科で3年生の課題研究発表会がありました。今回は、1月26日(水)に行われた建築デザイン科の課題研究発表会の様子をお知らせします。建築デザイン科の製図室にて、模型班 CAD班 コンペ班 造形班 検定班 工芸班に分かれて発表を行いました。来年課題研究を履修することになる2年生も聴講しました。
まずは「模型班」の発表。「住宅公園」と「旧清水市立図書館」に分かれての発表がありました。住宅公園は41軒の住宅を作り、それを一体の住宅公園として完成させました。特にこだわったのは芝生でスポンジを利用、如実に再現しました。
図書館は現在の「清水中央図書館」の模型を製作、窓や空間も出来るだけ再現し、屋上の吹き抜け部分も出来るだけ再現するよう努力しました。この図書館は8割が婉曲部分で製作に苦慮したという苦労話も聞けました。
続いて「CAD班」。「有名建築を知ろう」のテーマで研究、旧帝国ホテルの玄関部分の見学報告と作品発表がありました。旧帝国ホテルは今から半世紀ほど前に取り壊され、現在は愛知県の明治村に保管されています。夏休みに実際に明治村まで出向いて目で確認してきました。寸法を調べてCADを使って設計、CAD担当・玄関担当・装飾担当等に役割分担をしながら出来る限りの再現を試みました。
「造形班」は「友達のフィギアを作る」のテーマで作品発表、班員同士、お互いの特徴を捉えた3頭身のデッサンを作りました。サッカーに励む姿、応援指導に打ち込む姿などきちんと友達を観察して製作した跡が見えました。また粘土ウサギも制作しました。お互いのいいところを作品の中におりまぜる工夫がなされていました。
休憩を挟んで続いては「コンペ班」の発表。出品したコンペに分かれて、「建築甲子園」「秋田県立大学コンペ」「個人コンペ」に分かれて発表しました。建築甲子園に出品した作品は奨励賞を受賞しました。秋田県立大学のコンペのテーマは「どうぞの建築」。「どうぞ」という抽象的な言葉からイメージすることを考えるところから始め、そのコンペのコンセプトをとことん突き詰めていった姿を見せてもらいました。2グループが出品しました。その他大学コンペは日本工業大学、国士舘大学、日本大学などへの出品を紹介してくれました。
最後に「木工班」。「技能検定」「ものづくり大会」「ものづくり班」に分かれての発表でした。8月に行われたものづくりコンテストに木造作品を出品したグループ、木造の作品を仕上げたものづくりグループ、「松やにたっぷりの天板の椅子」を仕上げ、大工検定2級を目指したグループ、どこも精力的な姿を見ることが出来ました。
27日には、ロボット工学科・情報システム科・電子工学科が課題研究発表を行います。
★課題研究発表会3(電気工学科3年生)★
先週の機械工学科に続いて、1月25日(火)には都市基盤工学科、電気工学科で3年生の課題研究発表会がありました。今回は、電気工学科の課題研究発表会の様子をお知らせします。
1班は「太陽光発電を利用したコーナーセンサー」。車を買う時にどのオプションを付けるか悩ましいところ。バックモニターとともにこのコーナーセンサーも人気のオプション。車のコーナーにセンサーを取り付け、車庫入れや切り替えし、左折・右折時に物や人に当たりそうになった時に反応して音で知らせてくれる便利物。至近距離の時には特に大きな音や短い間隔で危険を知らせてくれます。それを太陽光発電を利用して製作しました。
2班は「安全についての研究発表」。電気を学習、そして仕事としていく中で、安全性に関しては切っても切れない関係にあります。安全に電気を扱うための研究を行いました。危険予知活動などを行い、安全に電気を扱うためにはという「基本のキ」の部分を改めて発表してくれました。
3班は「Bluetooth speakerとIHヒーター」。Bluetooth(ブルートゥース)とは数メートルの近距離を無線で通信する規格のことで、主にパソコンのマウスやキーボードなどの「近い距離(数センチから数メートル)での無線通信」に利用されています。親機となる機器と子機となる機器がどちらもBluetoothに対応していれば、無線で接続することができます。すでに皆様にもおなじみですよね。IHとは電磁誘導加熱(Induction Heating)、つまり電磁調理器を意味し、 電流を流した「コイル」から発生する「磁力線」が、ヒーター面(トッププレート)に密着した鍋を通る際に「うず電流」となり、鍋そのものを発熱させるしくみです。「我が家はアイエイチ」など、すでに日常会話でもよくつかわれていますよね。発表では電気工学に馴染みのない一般の方々が聞いてもわかりやすい説明を心掛けてくれました。
4班は「ESP32ラジコンカー」。ESP32シリーズは Wi-FiとBluetoothを内蔵する低コスト、低消費電力なSoCのマイクロコントローラです。 ESP32は、上海に拠点を置くEspressif Systemsが開発し、TSMCの40nm工程で製造されています。使用した初心者向けのマイコンボード、Arduinoについても詳細な説明がありました。実際のラジコンカーを掲載してあります。当日はどりか一番カッコいいか人気投票も行いました。
5班は「電動力ブランコとリニアモーターバー」。我々もはるか昔に物理で学習したフレミング左手の法則(磁界・力・電流)を活用して、電動力を駆使したブランコとリニアモーターで動くバー(棒)を作りました。
6班は「直流モーター」。直流(Direct Current, DC)とは、時間によって大きさが変化しても流れる方向(正負)が変化しない「直流電流」のことです。5班同様、フレミング左手の法則を活用して作った直流モーターの試作品も見せてくれました。実際うまく回らなかったようですが、取り組む姿勢は評価できるものでした。
7班は「3連ハブダイナモ発電機の研究」。ハブダイナモとは、ハブに内蔵されたダイナモ(発電機)のことでハブとは車輪の中心にある回転部分で、自転車では最も重要なパーツです。それらを使って作った自転車の試作品も登場しました。
8班は「アンプ回路とスピーカーボックスの製作~Bluetoothで音楽を聴こう~」。最近よく高校生でもBluetoothを使って音楽を鑑賞しているのを目にします。アンプは、アンプリファイヤ(amplifier)の短縮形であり、漢字表現では増幅器、電圧や電流の波で表現されることが一般的な信号を増幅するもののことです。その回路とスピーカーボックスの製作を行いました。
以上です。どの研究発表も一生懸命1年間をかけて学習した成果が伝わってきました。
27日(木)に情報システム科、ロボット工学科、建築デザイン科が発表会を行います。
★課題研究発表会2(都市基盤工学科3年)★
先週の機械工学科に続いて、1月25日(火)には都市基盤工学科、電気工学科で3年生の課題研究発表会がありました。まずは、都市基盤工学科の課題研究発表会の様子をお知らせします。
1班は「静岡GO」。昨年7月に熱海市で発生した土砂災害などの例を取り上げながら、「静岡県に発生した自然災害」を取り上げて、その被害状況や原因分析等を行いました。この発表は昨年12月に本校の防災訓練でも全校生徒で視聴し、みんなで災害の様子や防災への取り組みについて話し合う教材にさせていただきました。久能算東照宮に出向き現地視察をした時の様子も披露してくれました。
2班は「ウーブンシティ・未来の都市づくり」。ウーブン・シティとは裾野市に建設中の実験都市のことで、東日本大震災後に東北地方での事業を拡大したトヨタ自動車東日本が、2020年年末に東富士工場の閉鎖を決定、その跡地にて、トヨタ自動車が建設予定の実証都市で2021年2月23日着工されました。先日の裾野市長選でも選挙の争点となった関心事項、都市基盤工学の視点で未来の都市づくりについて研究しました。市長選でも市民の声として上がっていましたが、ウーブンシティについてはなかなか情報が出てきていなくて、裾野市の都市未来計画の土木面での発表をもとに研究を進めました。ウーブンとはwoven とはweave(織る)の過去分詞系形容詞、主体となっているトヨタ自動車のルーツとなる豊田自動織機から来ています。
3班は「防災と減災、何が違うの?」。コロナでも「ゼロコロナ」か「ウィズコロナ」、とちらを目指すべきかわかれるところですが、防災か減災か、こちらも果てしない永遠のテーマであります。免震と耐震の模型を作って研究を進めました。今は「被害を最小限に防ぐ」減災の考えが広まってきていて、静岡県にも大きな爪あとを残した昭和49年の七夕豪雨の被害についても話が及びました。
4班は「ローテク技術を磨く」。ローテク(low-tec)あるいはロー・テクノロジー(low-technology)とは、ハイテク(high-technology)の対義語であり、「最先端のものではない科学技術」や「シンプルで、洗練されていないテクノロジー」を意味します。一年間を通して木材を使いち治具(じぐ)などを作ることで機械の使い方を学びました。バイクのボディやポール部分の製作をした時の苦労話は印象的でした。なお、バイクはボディやフレーム部分の製作を行い、エンジン等動力面には生徒は関わっておりませんのでご承知おきください。
5班は「富士山は噴火する?」。これもどなたも子供のころから聞いたことのある話題で、現在のところ答えの出ないテーマでもあります。富士山噴火の歴史の中で最後の大噴火は、宝永四年(1707年)、旧暦の11月23日、今から約315年前のことです。最近富士山の噴火ハザードマップが改訂されたことを機会に富士山の噴火の歴史や万が一噴火した時の対策、被害想定を研究しました。
6班は「まちの魅力を伝えるために~Shizu photo~」。皆さんはフォトロゲイニングという言葉を聞いたことがありますか。フォトロゲイニング(Photo rogaining)とは、地図上にあらかじめ設定されたチェックポイントを制限時間内で多く巡り獲得した合計得点を競うスポーツで、チェックポイント通過の証明に目印を撮影した写真を用います。略称はフォトロゲ、オーストラリア発祥のアウトドアスポーツであるロゲイニングをアレンジしたもので2005年に日本で始まりました。そのフォトロゲイニング競技大会を作ろうと思ったことがきっかけで、市内のフォトスポットを自分たちで見つけて撮影を行い、その写真をもとにオリジナルのフォトロゲイニングを企画しました。静岡県のおすすめフォトスポットとして森下公園やグランシップ、八幡山などを挙げて、それらの場所全部で49箇所で撮影した写真も見せてくれました。
7班は「ミニチュア作戦~谷津山地層、蓬莱橋、テトラポッド」。本校北側にそびえる谷津山、実際に散策して土を採取して地層を作り、さらには本校の住所となっている「長沼」の由来も研究、さらには島田にある世界最長の木造歩道橋・蓬莱橋のミニチュア1/100スケールの木材加工をつくり、本校の文化祭でも販売したテトラポッドの消波ブロックの製作も行い、まさにミニチュア模型をたくさん作った「ミニチュア大作戦」となりました。写真の通り、ジオラマの現物は圧巻でした。
以上です。
26日(水)に建築デザイン科、27日(木)に情報システム科、ロボット工学科、建築デザイン科が発表会を行います。
★課題研究発表会1★機械工学科3年生★
1月20日(木)から31日(月)まで、工業科8学科の3年生が履修している「課題研究」の発表会が行われます。当初は保護者の方にも見学していただくことになっていましたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、在校生のみへの公開に変更させていただきました。心からお詫び申し上げるとともに、御理解いただければと思っています。
今回は20日に行われた、機械工学科の課題研究発表会の様子をご覧いただきます。視聴覚室で行われました。
「課題研究」とは工業科3年生が全員週3時間履修する大学の卒業論文、その発表会のようなものです。
1班は「ソレノイドを用いたラジコン製作」。ソレノイドとは、3次元のコイルで、螺旋状、特に密巻きにした形状(層を重ねることもある)のもののこと、ラジコンを操作するためにステアリングエンジンの代わりにソレノイドを代用品として使った研究を披露してくれました。学校にあったステアリングエンジン車を分解し、その部分にソレノイドエンジンを搭載して車を作った時の苦労話も話してくれました。
2班は「ロボットハンドの製作」。今年度開催された東京パラリンピックの開催が近づいて話題のメディア露出が増えた時にひらめいた題材だそうです。義手や義足を目にしてその仕組みに興味を抱き、医学的専門的知識が極力少なくても研究できる「ロボットハンド」の製作にシフトチェンジして研究を行いました。2DーCADやレーザー加工機、高度なプログラミング技術などを駆使し、アクリル板を使って器用に動くロボットハンドを見た時はまさに圧巻でした。実際、5本の指がすべて動くわけではない、と正直に現状を吐露してくれていたことは高校生の研究らしい一面であったとほほえましく思いました。
3班は「2足歩行ロボットの研究」。先輩たちの課題研究を見て、さらに応用した研究を行いたいという向上心から研究を始めたそうです。モーターを制御するためのマイクロソフトコンピューターソフト「Arduino(アルディーノ)」を使って、制御・ボディ製作・プログラミングの作成という手順で2足歩行ロボットを作り上げました。実際きちんと歩行する様子を披露してくれました。
4班は「ドローン製作」。今では私たちの生活でも身近なものとなってきたドローン、素材選び、フレーム設計、Arduinoソフト活用、レーザー加工、モーター制御、プログラミングなど要所となる工程をきちんとこなし、亀くて強靭なフレームを作成、きちんとドローンを飛ばすことが出来た。
5班は「風力発電モデルの作成」。羽の形状と枚数によるエネルギーの変化を調べ、効率よい風力発電装置を製作しました。CADで設計し、軸を作るためのアルミ棒をフライス盤を使って切削、パソコンで設計したパーツをアクリル板で作るためにレーザー加工機を使いました。発電機製作の難しさや風力の仕組みの複雑性を実感したようです。
6班は「難関資格・溶接アートに挑戦」。機械工学科ではおなじみの取り組み、8月の技能検定、1月の溶接アート作品提出に向けての涙ぐましい努力の過程を披露してくれました。資格取得は機械加工 普通旋盤作業2級・3Qの取得にむけた取り組みを紹介、溶接アートについては静岡県溶接工業協同組合主催のアート作品コンクールへの出品作品を製作、CAD・CAMによるレーザー設計→レーザー加工機で打ちだし→曲げ加工による成形スポット、CO2溶接→バーナーによる焼き入れ・色出し、の作業工程をたどり、スタジオジブリ「風の谷のナウシカ」より 王蟲(オウム)の製作、そしてフクロウの製作を行いました。最後の質疑応答で機械工学科3年生・山田君から「なぜフクロウの頭部部分がスケルトン状になっているのか」という鋭い質問が飛び、階上に緊張が走りましたが、製作責任者の平林君が落ち着いて、制作過程での話し合いの結果および制作費の予算・製作者のスキルの問題であると回答していたことが印象に残りました。
7班は「第二種電気工事士の取得挑戦とイライラ棒の製作」。1年時に学んだリレーシーケンス、2年時に学んだPLC(電力線を利用する通信ネットワーク技術、Power Line Communication)で学んだ技術を生かすため、前期は電気工事士の資格取得に挑戦、後期は誰もが一度はイライラしながらトライしたことのある、「イライラ棒の製作」に挑戦しました。土台作り、棒が辿るルート思考、プログラムの作成、コンパネの塗装、支柱の作成、プログラミング、PLC配線などさまざまな工程を経て、イライラ棒を製作しました。実際私もやらせていただきましたが、よく出来ていました。
1年間かけた研究、どの班もレベルの高い論文と発表、作品が出来ました。
新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から保護者の方をご招待できず、申し訳ない思いでいっぱいです。
次回は1/25(火)午前の電気工学科・都市基盤工学科の課題研究発表会を紹介します。
★第72回生徒研究発表会への参加(電気工学科)★
1月13日(木)三島市民文化会館にて、静岡県高等学校工業教育研究会主催の第72回生徒研究発表会が開催され工業を学んでいる13校が参加しました。
当日は、静岡県工業高等学校長会会長で本校松村照司校長先生の挨拶から始まり午前午後、各校8分以内での発表が行われました。
本年は、学校代表として、電気工学科3年生4名が参加し、課題研究の授業を通して研究した「安全についての研究」をテーマに発表を行いました。
★共通テスト受験者激励会が行われました★
1月14日(金)放課後の時間に、共通テスト受験者対象に激励会が行われました。生徒は工業科と理工科に分かれ、校長先生、学年主任、担任、進路課など多くの先生方から激励の言葉をいただきました。生徒は試験当日の諸注意の確認と職員からテスト当日用に糖分(お菓子)の差し入れをいただき、共通テストに向けてさらに気持ちを引き締めることができたと思います。
不安もあるかと思いますが、これまで勉強してきた成果を存分に発揮できるよう、試験が終わるまで気を抜かずに取り組んできてほしいと思います。
3学期始業式・生徒会任命式が行われました
1月5日(金)始業式および生徒会任命式を行いました。新型コロナウイルス感染症対策のため、各クラスにて放送により行われました。
令和3年度3学期始業式式辞では、校長先生から新年の挨拶ののち、昨年のノーベル物理学賞を受賞された真鍋叔郎さん(90)について、受賞後のインタビュー等から3点、お話しされました。
はじめに、真鍋さんがアメリカに渡った経緯と研究の過程です。真鍋さんは御両親から医師となることを期待されていました。手先の不器用さから医学には向かずこれを断念し、大好きな気候学を学びます。大学院時代に書いた論文が評価され米海洋大気局に招かれます。世界で最も優れたコンピュータでさえ、現在の電卓レベル程度の能力しかない時代、太陽と大気と地表だけのモデルを用い地表からの高さによる気温を導きました。今ではスーパーコンピュータを使い地球全体をシュミレーションするのですが、その礎は真鍋さんの研究です。気候学の歴史はコンピュータの歴史でもあるのです。
2つめは好奇心。「研究を始めた頃には、こんなに大きな成果を生むとは創造していなかった。好奇心が原動力となった。後に大きな影響を与える大発見は、研究を始めた頃にはこの重要さには誰にも気づかないものだと思う。」と述べています。皆さんも理系のそれぞれの学科を選び専門科目を学んでいますが、「好きこそものの上手なれ」の言葉通り、面白いと思うことが大事です。それが、その後起こりうる様々な困難をも乗り越える原動力になると思います。皆さんがすでに歩んでいる専門科目も、学んでいる途上ではこれが将来、どのような場面で活かせるかなどと気付く事ばかりではありません。
3つめは、今回のノーベル賞受賞が「非常にタイムリーな受賞」と述べている点です。真鍋さんの研究成果がもとになり、SDGsの17つの開発目標のうち「環境問題」や「エネルギーと産業技術」の分野で、その達成指標に大きな影響を与えたのです。もし、真鍋さんの研究がなければこれらの取組も、もっと遅くなったのかも知れません。
2022年、皆さんにとっての科学技術高校での学びが始まりました。皆さんには、自身が関心を持ったこの学科での学びと普通科目との関連を意識して欲しいと思います。学科での学習や日常の現象を科学するためにも、数学や物理・化学・生物はじめ全ての基礎科目を大切にしてほしい。真鍋さんが90歳になってノーベル賞を受賞しようなどとは思っていなかったように、コツコツと努力したことはやがて、社会を支える事になります。研究する楽しさと共に継続することの大切さも、真鍋さんは教えてくれます。
続いて、教務課と生徒課からそれぞれ以下のような注意がありました。
教務課:新型コロナウイルスの感染拡大が広まっている。インフルエンザが流行する時期でもあるので、予防をして新学期を過ごしてほしい。
生徒課:3密の回避、マスクの着用、手指の消毒の徹底をしてください。また、マスクのせいか、昇降口で挨拶が少ないように感じる。しっかり挨拶をして気持ちよく学校生活を送ってほしい。スマホはカバンかロッカーにしまっていますか?交通ルールを守って登校しましたか?ルールを守ってしっかり生活してください。
引き続き、生徒会任命式が放送にて行われました。校長先生から生徒会長、生徒副会長の任命が行われた後、生徒会長となった伊東さんから挨拶がありました。
新型コロナウイルスの感染が再拡大し、第6波が来たといわれている中ではありますが、新生徒会のみなさんには今後のイベント等盛り上げていってほしいと思います。
★2学期終業式が行われました★
12月24日(金)1,2時間目に授業をした後、新型コロナウイルス対策のため各クラスにて放送による終業式を行いました。
まず校長先生から以下のような話がありました。
今年度これまでの学校全体を振り返ると、全国規模の大会・発表会で成果を上げるなど、皆さんの頑張りが目立った年でした。自然科学部や学科研究部は全国大会で優秀な成績を収めました。また、年明け早々には、ジャパンマイコンカーラリーや少林寺拳法部の全国選抜も予定されています。東海大会まで含めると陸上、弓道、バドミントン、囲碁が出場を果たしました。また、野球部は来春のセンバツ高校野球21世紀枠の静岡県代表に選出され、競技力だけでなく文武両道の姿勢が高く評価されました。しかし、部活動や各学科の研究でも、生徒諸君の中には、高い壁に阻まれ悔しい思いをした人も少なくないはずです。その中には、コロナ禍であっけなく大会が中止になってしまうなど、自分ではどうしようもない壁に阻まれた団体もありました。
さて先週まで、東京の日本科学未来館で、宇宙探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」から持ち帰った試料、約5.4グラムのうち、2ミリグラムを公開しました。現在も様々な観点から分析研究がなされているこの試料には、小惑星「リュウグウ」の名の通り、我々生命のもととなる有機物や水を含んでいることが期待されています。分析チームは太陽系の起源や、地球の海や生命の起源に迫る成果を目指しています。はやぶさ2は2014年に打ち上げられ、3年半かけて小惑星「リュウグウ」上空をめざし、そこで小惑星のサンプルを採取し、再び地球にサンプルを届けるという壮大なミッションでした。はやぶさの初号機イトカワがエンジン停止により、宇宙で迷子になるなどの様々なアクシデントを乗り越えながらもサンプルを持ち帰ったこともあり、はやぶさ2では、小惑星にクレーターを作り、地下からサンプルを採取するというより厳しいミッションが課されました。プロジェクトチームは、初号機でのトラブルに加え新たに起こりうるすべてのトラブルを想定し、リカバリ訓練を行いました。それでも、実際のミッションでは、リュウグウに接近する過程でカメラのトラブルが発生したそうです。しかし、これまでに想定したトラブル対応の応用問題ととらえ、チームは見事にこれをクリアしました。
今年、大きな壁に阻まれた皆さんにはまず、壁に向かってチャレンジした自分(自分たち)を褒めてください。そのうえで、何が原因かを追究し、できることを見つけ、対処することが大切です。壁は乗り越えがたいがゆえの壁です。ですから、挑戦し続けてもなかなか超えられないかもしれません。しかし、今回、はやぶさ2が持ち帰った試料が、今の分析装置や知識では解明できなくとも5年、10年後の分析装置でわかることがあるように、皆さんのこの努力も新たな進路先で発揮されるかもしれません。今の皆さんの歩みを止めてはいけない。今日は何も得ることはなかったと感じても、頑張った自分を否定することなく、この歩みを続けることが大事です。
年が明け1月15日からは、3年生150人が共通テストに挑戦します。来年は寅年、皆さんがこの壁をにらみ、闘志を新たに元気に登校することを期待しています。
続いて、教務課と生徒課からそれぞれ年末年始に新型コロナウイルス、特にオミクロン株の流行が懸念されるため、感染予防を徹底し元気に新学期を迎えられるよう呼びかけがありました。また、冬休みは短いがSNSのトラブルや自転車の運転(無灯火、イヤホン)に十分注意し、一年を振り返り家族とゆっくり過ごしてほしいと話がありました。
終業式の後には、各クラスで動画視聴による壮行会も行われました。電子工学科・電子工学研究部がジャパンマイコンカーラリー全国大会に出場します。練習の成果を存分に振るってきてほしいと思います。
★静岡市技術職員業務説明会が行われました★
12月24日(金)放課後の時間、1,2年生の希望者を対象に、静岡市人事委員会事務局の方による静岡市技術職員業務説明会が行われました。先輩の体験談として本校卒業生 守田技師(U卒)、川合技師(E卒)、増田技師(F卒)がお話をしてくださいました。実際にどのような業務を行っているのか、デスクワークと現場での作業のバランス、また、今の仕事を選ぶまでに至る過程など話してくださいました。また、人事委員会事務局の方が採用制度の説明をしてくださいました。
生徒には今回の話を参考に進路について今一度考え、進路実現のための準備を進めてほしいと思います。
★表彰者紹介★
令和3年10月28日から12月23日までの諸活動で顕著な成績を挙げた皆さんです。全校集会が行われないため、HPにて紹介します。
U2 HBG 高校生SDGs健康アイデア・コンテスト 特別賞 2年 岩本 晴桜さん
将棋部 第32回静岡県高等学校将棋新人戦中部地区大会
B級優勝 1年 小杉 航平さん
柔道部 第63回静岡県柔道祭中部地区大会 男子団体3位 2年 堀内 祐輝さん
2年 坂部 健人さん
2年 森 衛誠さん
1年 坂野 翠音さん
1年 望月 辰哉さん
1年 石脇 椿也さん
少林寺拳法部 令和3年度静岡県高校新人戦少林寺拳法競技 優勝 1年 木内 美翔さん
機械工学研究部(工作班) 第21回高校生ものづくりコンテスト全国大会 旋盤作業部門
準優勝 3年 佐野 碧さん
無線部 令和3年度静岡県高等学校フィールドデーコンテスト 優勝 3年 奥村 大翔さん
3年 平野 孝太朗さん
3年 秋山 尊胤さん
2年 田渡 亮さん
第33回静岡県高等学校ARDF競技秋季県大会 2位 2年 田渡 亮さん
第34回静岡県高等学校ARDF競技秋季県大会 団体3位 3年 奥村 大翔さん
2年 田渡 亮さん
弓道部 令和3年度静岡県高等学校中部地区新人弓道大会
女子団体7位 2年 飯塚 日那さん
2年 向島 希流亜さん
2年 大窪 利緒さん
男子団体優勝 2年 青木 拓夢さん
2年 長谷川 拓海さん
2年 渡邉 大洋さん
男子個人8位 2年 渡邉 大洋さん
令和3年度静岡県高等学校新人弓道大会 男子団体8位 2年 青木 拓夢さん
2年 長谷川 拓海さん
2年 渡邉 大洋さん
男子個人5位 2年 渡邉 大洋さん
R3 全国高校科学グランプリ2021 東海支部長賞 3年 小長谷 壮太さん
囲碁部 第41回東海地区囲碁選手権大会 男子団体3位 1年 川口 煌生さん
2年 石原 大地さん
2年 橋本 悠平さん
体操部 令和3年度静岡県高等学校新人大会 男子団体3位 2年 景山 楓真さん
2年 勝俣 大和さん
2年 太田 洸稀さん
図書課 第67回静岡県青少年読書感想文コンクール「高等学校の部」
入選 1年 長坂 あやめさん
2年 長島 啓人さん
2年 松下 真歩さん
3年 遠藤 春華さん
3年 中村 花美さん
電子工学科 JMCR2022東海地区大会 Cameraクラス 優勝 3年 榎本 敦斗さん
3年 鈴木 波緒さん
3年 松下 叶夢さん
3年 藤栄 和馬さん
Basicクラス 準優勝 3年 鷲巣 碧さん
3位 3年 井柳 日向さん
3年 堀口 夢姫さん
3年 北沢 穂岳さん
4位 3年 及川 祐輔さん
3年 秋元 康太郎さん
3年 石垣 勇冴さん
3年 上田 幸輝さん
5位 3年 井上 拓己さん
3年 萩原 一弥希さん
3年 海野 大眞さん
3年 中村 亮介さん
6位 3年 多々良 拓紀さん
3年 後藤 悠斗さん
3年 高山 紘和さん
3年 黒山 昂寛さん
8位 3年 和田 拓己さん
3年 北川 涼介さん
3年 平野 莉奈さん
建築研究部 愛知産業大学主催第20回建築コンペティション
B部門 最優秀賞 2年 小川 さくらさん
優秀賞 2年 吉田 歌多さん
佳作 2年 杉山 緑和さん
A部門 佳作 2年 吉田 歌多さん
星槎道都大学美術学部建築学科主催第3回高校生インテリアデザインコンクール
学生審査員賞 2年 小澤 櫻子さん
建築デザイン科 静岡県建築士事務所協会主催建築系高校生コンペ
佳作 3年 鈴木 星さん
3年 鈴木 紗来さん
3年 松島 匡寛さん
2年 小澤 櫻子さん
2年 山下 温葉さん
U2 静岡県高等学校新人大会なぎなた競技男子個人試合の部 2位 2年 中澤 真浩さん
放送映像研究部 第16回映画甲子園 秀作 2年 鷲尾 悠太さん
1年 中村 孔星さん
1年 飯田 仁さん
1年 牧野 蒼さん
以上
★長野県の松本工業高校の先生方が来校してくれました★
12月24日(金)午後、長野県の松本工業高等学校の先生方が本校を訪問されました。
松本工業高校は今年度創立83周年を迎える名門工業高校で、長野県でも工業高校の拠点校として活躍する伝統校です。学校は、機械科、電気科、電子工業科の3学科を有しています。本日は本校と教育課程や進路状況、現状の課題等を情報共有しました。お互いに今後の学校運営への参考となればと思っています。
校舎内の施設見学も行い、お互いの施設設備・備品の所有状況等も確認し合いました。
皆様、遠方からありがとうございました。
★防災教室が行われました★
12月23日(木)LHRの時間に防災教室を行いました。災害時における危険を認識し、日常的な備えを行うとともに、状況に応じて的確な判断の下に、自らの安全を確保するための行動ができるようにすること、また、 自然災害の発生メカニズムをはじめとして、地域の自然環境、災害や防災についての基礎的・基本的事項を理解できるようにすることを目的とし、各クラスで動画を視聴をしました。
動画では、過去に静岡県で発生した自然災害や給水栓、消火器の使い方について確認しました。また、「避難行動判定フロー」をもとに、災害発生時に各自がとるべき避難行動について確認しました。
「自らの命は自ら守る」意識を持ち、自然災害に備えてほしいと思います。
★生徒会選挙が行われました★
12月21日(火)次期生徒会の正副会長選挙が行われました。今回の選挙は新型コロナウイルス感染防止のため、立会演説会と投票共に各クラスで行われました。
立会演説会では、会長立候補者1名、副会長立候補者2名に対する応援演説と立候補者により事前録画された演説動画が流されました。立会演説終了後、投票上の注意が放送され、各クラスにて投票が行われました。今回の選挙は正副会長の立候補者が定数のため信任投票となりました。
放課後に選挙管理委員会が開票作業を行いました。投票の結果候補者は各々信任され、生徒会長は伊東さん、副会長は池谷さん、鶴橋さんのとなりました。
選挙結果は、12月22日(水)の帰りのHRにて選挙管理委員会から報告され、生徒会任命式は1月5日(木)始業式後に行われる予定です。
★2年生修学旅行記 Part 8最終回 都市基盤工学科★
2週間かけて掲載した修学旅行記、最終回は山陰・山陽地方を研修した都市基盤工学科です。
初日は新幹線で岡山駅まで、そのまま岡山市内・倉敷美観地区の班別研修を行いました。岡山後楽園などを散策しました。初日の夜は倉敷アイビースクエアに泊まりました。
2日目からは大型バスでの研修、宇野港から宮浦港まで船に乗って四国・香川県へ、レンタサイクルを利用して直島班別研修を行い再度宮浦港から宇野港まで船に乗り本州に戻って旅館着、2日目は鳥取県大山・ロイヤルホテル大山に宿泊しました。1日ですごい移動距離でした。
3日目は堀川遊覧船で研修、島根県に移り出雲大社参拝・参道を散策して玉造グランドホテル着、玉造温泉の周辺も散策しました。
4日目は瀬戸大橋を渡って再度四国へ。途中瀬戸大橋が出来るまでの工事モニュメントとその現場を見学するのはいかにもインフラ設備を日々学習している都市基盤工学科らしい研修でした。そして香川県丸亀市内研修、昼食は名物讃岐うどんを食べました。そのあと本州に戻りジーンズストリートを散策、岡山駅から新幹線に乗り、静岡駅に戻りました。
以上で9クラスの修学旅行記を終わります。修学旅行を終えて2年生は気持ち大人びたように感じます。来月からは3学期、2年の3学期は「3年のゼロ学期」とも言われ来年に迫る進路決定において非常に重要な役割を果たす3ヶ月です。是非気持ちを引き締めて学校生活を続けていって欲しいです。
皆様、ありがとうございました。
★2年生修学旅行記 Part 7 機械工学科★
修学旅行記第7回は南九州を中心に研修を重ねた機械工学科です。
静岡駅から東海道新幹線に乗って新大阪駅へ、山陽・九州新幹線「さくら」に乗り換え終点の鹿児島中央駅へ到着。4日間のバス研修が始まりました。まずは平和学習、知覧特攻平和会館・知覧武家屋敷を見学し、研修を行いました。特攻隊の様子を見て、胸が締め付けられる思いの生徒も多くいたはずです。その日は鹿児島市内のホテルに宿泊しました。
2日目は終日鹿児島市内班別研修を行いました。午後3時すぎに鹿児島中央駅ら集合し一路熊本県へ、熊本の菊南温泉ユウベルホテルに宿泊しました。美味しそうな夕食ですね。
3日目はまず国宝・熊本城、あの地震から5年半、少しずつ復興へのステップアップを重ねている様子を見ました。そのあと水前寺公園を見学、ニュー草千里で昼食を食べて午後は火山博物館研修と草千里を散策、旧東海大学キャンパスを見学し九州道を通って最後の夜は別府のホテル風月に宿泊しました。
最終日は大分県湯布院散策。湯布院の金鱗湖で温泉の湯気が見える決定的なショットを撮っていました。そのあと小倉駅から新幹線に乗って静岡駅に帰ってきました。
次回は最後のクラス、都市基盤工学科の旅行記を紹介したいと思っています。
★2年生修学旅行記 Part 6 電子工学科★
修学旅行記6回目は山陰・山陽地方を研修した電子工学科です。電子工学科も物質工学科同様、電子物質工学科に統合された関係から令和5年3月に閉科が決定していて、最後の修学旅行となりました。
静岡駅から新幹線ひかりで岡山駅へ、その後岡山市内および倉敷美観地区の班別研修を行いました。主に岡山後楽園、岡山空襲博物館、阿智神社で研修を行いました。終了後、倉敷のアイビースクエアに一泊しました。
翌日から3日間大型バスで移動する研修、まずは宿泊ホテル内でマグカップ絵付け体験を行いました。そして昼食は讃岐うどんを食べに一路四国へ、瀬戸大橋を渡って香川県でうどんを食べました。午後は本州に戻り、ジーンズストリートでジーンズ作り体験、手先が器用な子が多く鋲止めなど難なくこなす姿が印象的でした。2日目の夜は旅館、ロイヤルホテル大山に宿泊しました。
3日目は鳥取県へ、鳥取が生んだ二大漫画家のひとり、「ゲゲゲの鬼太郎」で知られる水木しげるさんを記念した水木しげるロードを散策、江島大橋を通って宍道湖でクルーズ体験を行いました。そのあと島根県に渡り出雲大社で研修、最後の夜は玉造温泉に宿泊、ホテルのまわりも散策しました。
最終日はまがたまの里で勾玉づくり体験、非常に根気と集中力を必要とする体験でしたがよく粘り強く頑張りました。その後国宝・松江城周辺を散策、蒜原高原サービスエリアで各自昼食を取り岡山駅へ、駅周辺で最後のお土産ショッピングをして夜8時40分に静岡駅に到着しました。
これだけ多くの体験学習を取り交ぜた学科はありませんでした。学科の特色が出た研修旅行となりました。
★都市基盤工学科3年生が(株)建設コンサルタントセンター様の出張講義を受けました★
先般、(株)建設コンサルタントセンター様からドローンを3機寄贈していただいたことはこのHPでご紹介しましたが、その贈呈式に先立って行われた都市基盤工学科3年生対象の出張講義についてご紹介します。
静岡市清水区の(株)建設コンサルタントセンター様が職員を派遣して下さって、「建設業界ICT技術の紹介」という演題で出張講義とドローンの操縦体験の指導をしてくださいました。
5時間目は視聴覚室で座学を行いました。内容は建設関連業界および建設ICTの紹介、そしてトータルステーション、GNSS測量機器、リモコンボードなどの最新測量機器の体験を行いました。国が進めている「i-construction」などの事業に関する説明もあり、生徒は興味深く耳を傾けていました。
6時間目はドローンの操縦体験、当日はあいにくの雨で本来なら体育館でドローンを飛ばす予定でしたが、雨のため視聴覚室でドローン操縦体験を行いました。限られたスペースでしたが、(株)建設コンサルタントセンターのスタッフの指導のもと、ドローンの操縦を体験し、生徒は達成感に満ち溢れていました。
終了後、すでにお伝えしたとおり、本校にドローン3台を寄贈していただき、校長室で贈呈式が行われました。
(株)建設コンサルタントセンター様、本当にありがとうございました。
電気工学科 静岡県電業協会主催による出前授業の開催
12月17日(金)に静岡県電業協会様主催による出前授業を行いました。
対象は、電気工学科1年生及び2年生全員で、
学年を分けて、50分毎2回実施しました。
当日は、静岡県電業協会 長谷川副会長様のご挨拶に始まり
電設業界の魅力や役割のお話を伺いました。
また、株式会社トーエネック様が講師となり、
入社した卒業生も迎え、パワーポイントを用いた授業が
行われました。
授業内容は、電気工事や電気施工管理について
現場の写真を見ながら、工事、施工の様子や
安全対策や資格試験についても説明を受けました。
2年生学年集会が行われました
12月17日(金)LHRの時間、選挙講和後に2年生は学年集会を行いました。修学旅行が終わり、これからは進路実現に向け行動をシフトしていく時期と話があり、進学と就職それぞれについて話がありました。
進学については、「この時期は3年生0学期であり、3年になる準備をする時期。3年生になったら毎日が忙しく、4月からの身の振り方を考える時間があるのは今だけ。まずは学部学科を決めること。また、大学は勉強する場所ではなく研究する場所。志望理由には研究したいことを書けるようにする。そして、親とよく相談し、自分のやりたいことだけでなく親の気持ちもしっかり聞き、会話してください。4月からの厳しい生活を笑って乗り越えられるように準備しましょう。」と話がありました。
就職については、「いい会社はありませんかと聞いてくる生徒がいるが、いい会社ってどんな会社?あなたにとって良い会社とは自分に合った会社。損得を抜きにして自分のやりたいことと合致する会社を選びましょう。また、自分の意志で会社を選ぶことが大切だが、周りの大人の意見や経験を参考にしてください。」と話があり、進路室の利用を呼びかけました。
進路実現のためには家族や先生、また、ともに進路実現に向けて頑張る仲間と支えあうことが大切です。特に家族とよく相談し、自分の進路についての理解を得たうえで3年生になるまでの3か月を有意義な準備期間にしてほしいと思います。
★2年生修学旅行記 Part 5 物質工学科★
修学旅行記第5弾は、山陰・山陽地方を研修した物質工学科です。物質工学科は令和5年3月に閉科が予定されており、物質工学科としては最後の修学旅行となりました。
静岡駅から新幹線で岡山へ、車内で昼食を食べて、岡山市内・倉敷美観地区を班別研修しました。岡山後楽園や倉敷阿智神社などに立ち寄り、初日は倉敷アイビースクエアに宿泊しました。
2日目はジーンズストリート散策とジーンズ作り体験を行いました。昼食後、午後は岡山県の備中松山城を見学、2日目は鳥取県のロイヤルホテル大山に泊まりました。
3日目は堀川遊覧船に乗り、その後鳥取県の国宝・松江城へ。その後島根県に渡り、出雲大社参拝、参道散策を行いました。玉造温泉を散策し、足湯に浸かって、最後の夜は島根県玉造温泉・玉造グランドホテルに泊まりました。
最終日は一路四国へ、瀬戸大橋を渡って香川県へ、丸亀市内で班別研修を行い、各自讃岐うどんなどをたべて、本州へ戻り最後の研修地は岡山県の鷲羽山ハイランド・ブラジリアンパーク、そのあと岡山駅に行って新幹線で静岡駅に戻ってきました。充実した研修が送れた様子が写真からも伝わってきます。
選挙講話が行われました
12月17日(金)LHRの時間、高等学校における主権者教育として、2年生を対象に選挙に関する出前授業が行われました。講師は静岡市葵区選挙管理委員会事務局の職員の方にお願いしました。世代別の投票率など選挙の現状についてや、自身が選挙活動をする際に注意することなど、パワーポイントを用いて説明していただきました。
若い世代の投票率が低い中、自分達の世代向けの政策を実現するには投票に行き、若い世代の投票率を上げることが大切です。今回学んだことを活かし、有権者となったら臆せず投票所に足を運んでほしいと思います。
★2年生修学旅行記 Part 4★ロボット工学科★
修学旅行記、第4弾は山陰・山陽地方を研修したロボット工学科です。
新幹線で岡山駅まで行き、4日間大型バス移動での研修を行いました。初日は昼食後島根県へ移動、出雲大社を参拝して研修、夜は玉造温泉・縁結びの宿紺屋に泊まりました。
2日目は「まがたまの里伝承館」で研修、近くにある宍道湖で写真撮影をしました。そのあと鳥取県へ移動、砂丘センターで昼食を取り、鳥取砂丘へ。さまざまなアクティビティーを楽しみながら研修を行いました。夜は休暇村奥大山に宿泊しました。
3日目は総社駅から吉備路サイクリング体験でたっぷり汗を流しました。サイクリング中各自昼食を取り、備前一宮駅でレンタル自転車を乗り捨てて、その後は岡山県・倉敷美観地区で研修、最後の夜は倉敷のアイビースクエアで過ごしました。
最終日は午前中鷲羽山ハイランド・ブラジリアンパークで研修、各自昼食を取って岡山後楽園で最後の研修を行い、岡山駅で新幹線乗車、静岡駅に帰ってきました。
★(株)建設コンサルタントセンター様がドローン3台を寄贈してくれました★
12月17日(金)5・6時間目に、本校都市基盤工学科3年生40名を対象に、(株)建設コンサルタントセンター(静岡市清水区長崎新田 小田秀昭代表取締役)の出張講義がありました。5時間目は建設業界に関する講義、6時間目はドローン操縦体験を行いました。その様子は後日報告させていただきます。
終了後、(株)建設コンサルタントセンター様が本校にドローン3台寄贈して下さいました。当日の操縦体験で使用したものと同じトイドローン「Mavic Mini2(マビック・ミニ)」3台です。
本校校長室で贈呈式がありました。目録と共に3台のドローンをいただきましたので報告させていただきます。このドローンは特別な許可・資格なしでも運転でき、実習等で活用していただきたいという建設コンサルタントセンター様のご厚意に心より感謝します。
(株)建設コンサルタントセンター様には毎年求人票をいただき、今年度も1名の本校生徒が入社内定をいただいています。これからも末永いお付き合いをよろしくお願いいたします。
贈呈式には、小田代表取締役、青島総務部課長、本校から松村校長、坂本都市基盤工学科学科長が出席しました。
★2年生修学旅行記 Part 3 理工科(理数科)★
修学旅行体験記第3弾は山陰・山陽方面を旅行した理工科(理数科)です。
静岡駅から新幹線で岡山駅まで行き、大型バスに乗り換えて島根県の出雲大社に行きました。参拝や研修を行い玉造温泉・縁結びの宿紺屋に宿泊しました。
2日目はホテル出発後、堀川遊覧船に乗りました。その後鳥取県に向かい砂丘センターで昼食、鳥取砂丘および砂の美術館で研修を行い、そこで講習を受けたのちにセグウェイやサンドボードなどのアクティビティーを楽しみました。その日は休暇村奥大山に宿泊しました。
3日目は岡山県倉敷市のブラジリアンパークで研修を行いました。中にはバンジージャンプに挑戦した勇者もいたそうです。、午後は倉敷でジーンズつくり体験を行いました。夜は倉敷の美観地区を散策、夜に見る倉敷の様子はとても感動的でした。
最終日は午前中倉敷市内班別研修を行いました。あちの郷で就職を食べて最後の研修先は岡山後楽園。そのまま岡山駅に向かい新幹線で静岡駅に戻ってきました。
★2年生修学旅行記 Part2 建築デザイン科★
修学旅行記の第2弾は山陰・山陽方面を研修した建築デザイン科です。
静岡駅から東海道・山陽新幹線で岡山駅へ、4日間のバス研修が始まりました。くにびきメッセを車窓見学し、島根県にある国宝・松江城にて研修、そのあと宍道湖畔での夕日眺望を予定していましたがあいにくの雨で、夕陽を見ることはできませんでした。初日は玉造温泉の縁結びの宿紺屋に宿泊しました。
2日目は、縁結びの神・出雲大社を参拝、参道を散策しました。昼食後、鳥取県へ。鳥取が生んだ漫画家二大巨匠のひとり、「名探偵コナン」で有名な「青山剛昌ふるさと館」を訪問しました。そのあと日本三大砂丘のひとつ、鳥取砂丘を見学、砂の美術館で芸術作品を観賞しました。倉吉パークスクエアに立ち寄り、二日目は鳥取県の休暇村奥大山に宿泊しました。
3日目は宇野港から宮浦港まで船に乗り四国へ上陸、香川県の地中美術館、直島莉―ファン美術館、そして李禹煥と安藤忠雄のコラボ作品が見られる李禹煥美術館を見学しました。午後は昼食も含めた香川県班別研修、帰りは鷲羽山・水島コンビナートを車窓見学、夕方中国地方に戻り岡山県へ、最後の夜は倉敷市のアイビースクエアに泊まりました。
最終日は午前中倉敷市内を班別研修、昼食後岡山後楽園を見学、岡山駅から新幹線「ひかり」に乗って静岡駅に戻ってきました。
学科独自の特色が出た素晴らしい旅程だったと思います。
★栃木県立宇都宮工業高等学校の先生方が本校を訪問しました★
12月14日(火)午後、栃木県立宇都宮工業高等学校の先生方が本校を訪問されました。
栃木県立宇都宮工業高等学校は再来年度の令和5年に創立100周年を迎える全国屈指の名門工業高校、栃木県でも工業高校の拠点校として活躍する伝統校です。部活動も盛んで特に男子バスケットボール部はウインターカップ出場11回を数え、今年度も栃木県代表として出場を決めています。平成23年の能代インターハイでは全国3位に輝くなど全国トップレベルの強豪校です。
学校は本校同様定時制を併置しており、全日制は4系統7学科11コースを有するマンモス校です。本日は本校と教育課程や進路状況、現状の課題等を情報共有しました。お互いに今後の学校運営への参考となればと思っています。
今月末には長野県立松本工業高等学校からの学校訪問が予定されています。
多くの方々に本校の素晴らしさを知っていただくいい機会だと思います。
皆様、遠いところからありがとうございました。
★2年生修学旅行記Part1 情報システム科・電気工学科★
12月7日(火)から10日(金)まで3泊4日で2年生の修学旅行が行われました。感染状況が落ち着いてきたとはいえコロナ禍での実施となり心配される面が多々ありましたが、皆様の御理解・御協力のおかげで実施することが出来ました。そして10日金曜日の夜、無事帰着しました。本当にありがとうございました。
今回から数回に分けて、「修学旅行記」として報告させていただきます。初回は情報システム科、電気工学科です。
まずは情報システム科。静岡駅を出発して東海道新幹線「こだま」で新大阪へ。ここで山陽・九州新幹線「さくら」に乗り換えて一気に鹿児島中央駅へ。いったんホテルにチェックインしてその日は鹿児島市内班別研修を行って各自夕食を取り、鹿児島市内のホテルに宿泊しました。
翌日は、最終日まで3日間大型バスでの移動。特攻隊で有名な知覧へ行き、特攻平和会館や武家屋敷で平和学習を行いました。奄美の里で昼食を取り、仙厳園で研修、九州道を通り一路熊本へ、熊本の菊南温泉のホテルに泊まりました。
写真左 知覧 右 仙厳園
3日目は熊本城を見学、水前寺公園に立ち寄り、新阿蘇大橋を車窓見学、ニュー草千里で昼食を取り、草千里散策や火山博物館で研修を行い、一路大分へ、別府温泉のホテルで最後の夜を過ごしました。
熊本城
最終日は別府市内の地獄温泉班別研修、別府タワーに集合し福岡県に向かい、小倉駅から新幹線で静岡駅に戻ってきました。
電気工学科も情報システム科同様南九州を中心とした研修。静岡駅を出発して東海道新幹線「こだま」で新大阪へ。ここで山陽・九州新幹線「さくら」に乗り換えて一気に鹿児島中央駅へ。大型バスに乗りまずは知覧で平和学習を行いました。初日は鹿児島市内のホテルに宿泊、翌日はホテルを出たあと西郷隆盛像を車窓見学、城山展望所に立ち寄り、仙厳園で研修、八代グランドホテルで昼食を取り、午後は熊本城を見学、復興への足跡を見ることが出来ました。水前寺公園で散策し、熊本市内のホテルに宿泊しました。
写真左 知覧 右 仙厳園
3日目は阿蘇山を中心とした研修、火山博物館見学、草千里散策、阿蘇神社を見学したのちに、まさに電気工学科らしい研修先、「九州電力八丁原発電所」での研修を行いました。日々電気の学習をしている生徒たちの知的好奇心を刺激する研修先でした。
写真左 熊本城 右 阿蘇草千里
夜は別府温泉に宿泊、最終日は地獄温泉巡り、別府タワーに集合して小倉駅から新幹線に乗り静岡に帰着しました。
写真 福岡県: 小倉駅
残りの学科も順次ご紹介します。
★情報システム科2年生・物質工学科2年生を対象に静岡大学の出張講義が行われました★
12月14日(火)午前中に本校で、情報システム科2年生および物質工学科2年生を対象に静岡大学の先生方による「出張講義」が行われました。
情報システム科は、アプリケーション実習室にて、静岡大学情報学部准教授・小暮先生による、「アルゴリズムの重要性とそれを実現するプログラミング技術~静岡大学教育学部の教育・研究の現状から~」という講義を聴講しました。先生は自身の受験体験もおりまぜながら、昨今叫ばれているプログラミング教育の重要性を中心に語ってくださいました。
また物質工学科はHR教室にて、静岡大学工学部准教授・新谷先生による、「微生物が地球を救う? SDGs実現に向けた研究・開発」という講義を聴講しました。身近にある洗剤や柔軟剤・洗濯石鹸などを例にとり、わかりやすく説明して下さったことが印象的でした。
先週修学旅行を終え、現在定期テストが返却されて自分の弱点部分が具体的にわかりつつある時期です。来月からは3学期、2年の3学期は「3年の0学期」とも言われ、自分自身の進路実現に向けて向かっていく時期となります。目的意識をさらに明確にして、自分の力で自分の描く夢を引き寄せて欲しいです。
なお、本日の講義の様子は静岡新聞社様が取材に来てくださいました。近日中に紙面掲載される予定です。是非ご覧ください。
★2年生が修学旅行から帰ってきました★
12月7日(火)に出発して3泊4日で行われた修学旅行から、12月10日(金)夜、無事2年生が静岡駅に
到着しました。
まずは19:37静岡駅着の新幹線「ひかり」で、岡山駅から乗車した都市基盤工学科・理工科・建築デザイン科、新神戸駅から乗車した電気工学科、情報システム科、物質工学科が帰ってきました。お土産をいっぱい抱えて、満足感と安堵感の表情で降り立ってきました。
20:37静岡駅着の新幹線「ひかり」で、岡山駅から乗車した電子工学科とロボット工学科、新神戸から乗車した機械工学科が帰ってきました。先に到着した学科よりも1時間程度遅い日程での帰着だった影響か、若干の疲れも見えましたが、それでも楽しさと充実感に満ち溢れていました。どのクラスも表情から旅行や研修の達成感が十分伝わってきました。
保護者の方々も多数お迎えに来ていただき感謝しております。
また帰宅ラッシュの時間と重なり、静岡駅利用の方々にご迷惑・ご不便をお掛けしたこと、この場を借りてお詫び申し上げます。
コロナ禍で開催そのものが危ぶまれた修学旅行も、保護者の皆様の御協力で無事終えることが出来ました。学校全体としてお礼申し上げます。ありがとうございました。
月曜日からは通常授業が始まります。研修旅行前に取り組んだ定期テストも返ってくると思います。土日は部活動もあるかとは思いますが、まずはゆっくり体を休めて、研修旅行で培ったものをこれからの学校生活に生かして欲しいと思います。
皆様、お疲れさまでした。
★野球部・春のセンバツ大会21世紀枠ブロック代表選考結果のお知らせ★
先般、本校野球部が来年3月18日に阪神甲子園球場で開幕する、第94回選抜高校野球大会(春のセンバツ)の21世紀枠静岡県推薦校に選出されたことは報告させていただきましたが、12月10日に各都道府県が推薦した候補校のなかから全国9ブロック(関東・東海・近畿など)代表校の発表がありました。
静岡県が属する東海ブロックからは三重県立相可高校が選出され、本校野球部は残念ながら東海ブロック代表推薦校にはなれませんでした。しかしながら、この悔しさをバネに早めに気持ちを切り替えて今後一層練習に精進し、来年春の春季大会やその先の夏季選手権大会に向けてたゆまない努力を継続していって欲しいです。21世紀枠の静岡県推薦校に選出されたことを誇りに、この冬に心身ともに鍛えていって欲しいです。
これからも応援よろしくお願いいたします。
★3年学年集会が行われました★
12月10日(金)3年生は第4回定期試験終了後、第1アリーナにて学年集会を行いました。
まず学年主任の先生から、「蒼穹祭は模擬店の内容だけでなく、お客さんへの対応などもしっかりしていて、いい蒼穹祭になったと思う。この時期には進学就職が決まった生徒も多くいるが、志望理由書に書いたように胸を張って頑張ったといえる生活ができているか振り返ってほしい。」とお話がありました。
続いて生徒課と進路課からそれぞれ学校生活への注意点が述べられ、思い出に残る高校生活になるよう残りの時間をしっかり過ごしてほしいとお話がありました。
高校生活も終わりに近づいていますが、気を緩めず生活してほしいと思います。
また、大学入学共通テスト受験者は体育館に残り、日程や注意事項を確認しました。テストまでの時間が少ないからこそ、計画的に勉強を進めてほしいと思います。
★2年生が九州・山陰方面への修学旅行に出発しました★
12月7日(火)朝、本校2年生9学科約360名が主に九州・山陰方面への修学旅行に出発しました。全クラス静岡駅前に集合して静岡駅から新幹線で各研修先に向かいました。12月10日(金)夜に静岡駅に帰着します。
最初に集合したのは、機械工学科・電気工学科・情報システム科の3クラス。3クラスとも新幹線で新大阪駅での乗り換えを挟みながら鹿児島中央駅まで向かいました。3学科とも鹿児島、熊本、大分に宿泊し、最終日は小倉駅から午後7時40分頃静岡駅に帰着予定です。
次に集合したのがロボット工学科・都市基盤工学科・理工科です。この3クラスは主に山陰・山陽を中心に研修を行います。とも名古屋駅でのぞみに乗り換えて岡山駅で下車、岡山・鳥取・島根に宿泊し、同じく午後7時40分頃静岡駅到着予定、ロボット工学科のみ、午後8時40分到着予定です。
最後に集合したのが電子工学科・物質工学科・建築デザイン科です。この3クラスも主に山陰・山陽を中心に研修を行います。静岡駅から岡山駅まで乗り換えなしでひかりで向かい、岡山・鳥取・島根に宿泊し、同じく午後7時40分頃静岡駅到着予定、電子工学科のみ、午後8時40分到着予定です。
当日は朝8時頃から雨が降り始め、急遽静岡駅北口地下に集合することになりました。ここ数年、出発日は天気が安定していただけに、雨への対応が遅れてしまったことを申し訳なく思います。
体調管理には十分気を付けて、実りある研修を行って欲しいです。お出迎えの記事と研修旅行記も後日掲載します。なお、1・3年生は7日から同じ日程で第4回定期テストを行っています。
なお、当日は他校も静岡駅から修学旅行に出発していて北口と新幹線改札付近が混雑して、通勤・通学の皆様に御迷惑をお掛けしたことを心よりお詫び申し上げます。
★1・3年生の第4回定期テストが始まりました★
12月7日に本校2年生が山陽・山陰・九州方面に向かって修学旅行に出発しましたが、学校では1,3年生の第4回定期テストが始まりました。日頃の学習の成果を発揮すべく、どの生徒も最後まで真剣に取り組んでいました。
定期テストは4日間で行われます。生徒諸君の健闘を期待しています。
なお、修学旅行に出発した2年生は12/1-12/6に第4回定期テストを終えています。
(本ホームページに出発の様子を掲載させていただきました。)