学校の出来事

始業式が行われました

 令和5年8月29日(火)体育館にて、始業式が行われました。

校長先生から次のようなお話がありました。

「記録的な暑さが続いた夏、皆さんが、補講や自習、部活動の練習・合宿・遠征、資格や各種検定、ものづくり等コンテスト、インターンシップ、オープンキャンパスへの参加、海外研修、志望理由書の作成など、それぞれの夢や希望に向かって、頑張っている姿をみさせてもらいました。先日行われたイングリッシュ・サマー・キャンプでは、38名が参加し、英語漬けの3日間、積極的に取り組み、素晴らしいプレゼンを披露してくれました。ほかにも、東北被災地へのスタディツアー、ボランティアとして、安倍川花火大会の清掃や地元長沼地区夏祭りなどにも積極的に参加していました。皆さんの挑戦する姿勢を、大変うれしく、また、頼もしく感じています。私も、夏祭りにボランティアで一緒に参加させてもらったのですが、地域の方々から、「科学技術高校の生徒さんは、本当に素晴らしい学生さんですね。」というお褒めの声をたくさんいただきました。「いろんな部活も頑張っていてすごいですね。」「大学へも多数進学して、求人も多くて就職がいいらしいね。」など、本当にさまざまな角度から本校を高く評価してくださっていました。そしてみなさんの評価を一層高めていたのが、「あいさつ」です。あいさつを、心を込めて行う、そのことがどれほど素晴らしいことか、あらためて実感しました。まもなく、就職試験が始まります。9月1日から大学入試の総合型選抜の出願が始まります。就職を目指すみなさん、9月16日から入社試験が始まります。自信をもって堂々と筆記や面接の試験に臨んでください。先ほど紹介した本校の仲間たち、各方面で活躍されている卒業生の頑張りや評価が、本校の一員であるあなたを応援してくれています。

さて、1学期の終業式で、皆さんにお話ししたことを覚えていますか。

「目標を立てて頑張ろうとするのだけれど、なかなか続かずに、途中で諦めてしまったりする。」その最大の理由は、「達成感が感じられないからでは。」という話をしました。成果は、努力と比例関係のようには現れない。成果の現れ方はというと、しばらくの間は、ずーっと底辺あたりを進んでいって、あるとき突然ぐーっと上がってくるパターンです。たとえるなら、お湯を沸かすときのことをイメージしてみてください。冷たい水を火にかけて、30 度、50 度と徐々に温度が上がっていきます。そのときには、まだ変化はみられません。そして、いよいよ 90 度になってきて、ようやくあともうひと息火を燃やせば 100 度になってボコボコと沸騰してきます。 また、「校長だより」8月号で、根っこを張って天高く伸びる竹」のお話を紹介しました。数年前、買ってきて庭に植えた竹が、今年、突如芽を出して伸び始めたのです。地中にしっかり張り巡らされた根の力が無ければ、決して空高く伸びることはないでしょう。いま、この瞬間は「根っこの時期」です。深く根を張れば張るほど、あなたはもっと高く伸びるはずです。

夏休みの期間、こつこつと「微差」を積み重ねてきたみなさんは、もう間もなく、沸騰する・天高く伸びる時をむかえるはずです。あなただけの「未見の我」と出会えることでしょう。

新学期のスタートにあたって、心新たに、一日一日を大切に過ごしていきましょう。今学期も、「さあ、行こう!」

始業式に続き、2学期が始まるのにあたり、教務課と生徒課から諸連絡がありました。

教務課:日々の生活に見通しを立てて行動してください。

生徒課:生活リズムを整えて生活し、トラブルに巻き込まれないようにしてください。


 2学期は約4か月と長く、大切な行事も予定されています。体調を崩さないように気を付けて生活しましょう。