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全国高等学校PTA連合会大会 茨城大会

8月22日(木)・24日(金)、「第73回全国高等学校PTA連合会大会茨城大会」が、茨城県で開催され、本校PTA本部役員の方々と参加させていただきました。

「歴史の町で変革を!! ~新たな時代が目に入らぬか~」と題して、水戸市・ひたちなか市・小美玉市の会場で行われ、全国から約5,500人の方々が参加されました。

 

メイン会場「アダストリアみとアリーナ」

初日は、開会行事の後、第1~第5分科会が県内各会場で行われました。

本校は、「アダストリアみとアリーナ」での第1分科会に参加しました。

第一分科会のテーマは、「教育の過去・現在・未来」、サブテーマ「故きを温ねて新しきを知る」で、二つの講演が行われました。

一つ目は、弘道館事務所主任研究員の小圷のり子氏による「藩校「弘道館」の教育」です。

東日本大震災による被災状況や復旧に苦労されたことなどについてもお話ししていただきました。

また、弘道館は「近世日本の教育遺産群 ー学ぶ心・礼節の根源ー」という日本遺産を構成する文化財※でもあります。

藩校や郷学、私塾などによる学校の普及が近代化の原動力となり、現代においても学問・教育に力を入れ、礼節を重んじる日本人の国民性として受け継がれていることから、世界遺産登録を目指して活動を進めているそうです。

※ 弘道館のほか、咸宜園(大分県日田市)、足利学校(栃木県足利市)、閑谷学校(岡山県備前市)などの文化財で構成されます。

 

二つ目は、茨城大学教育学部教授の加藤崇英氏による「もっと学校・教育がみんなに開かれる未来を展望する」です。

「一人ひとりのこどものために」という視点から、子どもが自ら主体的に、能動的に、探し、遊び、学ぶことができるようにしていくため、「もっと、子ども本位の学校・教育にしていく」課題点などをお話ししていただきました。

大会二日目は、PTA活動に多大なる貢献をされた方々の表彰式が行われ、記念講演が行われました。

記念講演は、第72代横綱・稀勢の里、二所ノ関寛氏による「人材育成の不易流行」です。

相撲界を引退後、大学院で学び直し、現在、出身地である茨城県に相撲部屋を構えて力士の育成にあたっておられます。「スポーツビジネスの三大要素」や相撲部屋の新たな試みなどをわかりやすく説明してくださいました。「受け身ではなく、自分自身で考え抜くよう指導する」「迷ったらイバラの道を行け」など、貴重なことを学ばせていただきました。(講演中の写真撮影や録音などは禁止)

2日間にわたり、多くの様々なことを学ぶことができました。今後のPTA活動や教育活動に役立ててまいります。

お忙しい中、参加してくださったPTA本部役員の皆様、本当にありがとうございました。

 

「『可能性の扉を開く鍵』がきっと見つかる」

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