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12月24日 全日制課程 2学期終業式
12月24日(火)、全日制課程の2学期終業式を、放送により行いました。
講話(要旨)
「2学期終業式を迎えました。ようやくこの時期らしい冬の気温になりましたが、つい先日までは、このまま夏が続くのではと感じさせるようなあたたかな日が続いていました。さて、みなさんにとって、どんな2学期でしたか。始業式でみなさんにお話しした内容をふりかえってみましょう。「努力と成果は、比例関係のようには現れない。成果の現れ方は、しばらくの間、ずーっと底辺あたりを進んでいって、あるとき突然ぐーっと上がってくるパターンがほとんどだそうです。例えるなら、冷たい水を火にかけて、お湯を沸かすときのこと。徐々に温度が上がってもあまり変化はみられませんが、ボコボコと勢いよく沸騰してきます。あるいは、自転車に乗る練習をしていた頃。後ろの荷台をつかまえてもらいながらこぎ出し、よろめきながらも地面に足をつかずペダルをこぎ続けることができた瞬間、ひとりで自転車に乗れたときのこと。こつこつと「微差」を積み重ねてきたみなさんは、あなただけの「未見の我」と出会えたことでしょう。まだ出会えていないという人は、あきらめず、お湯の沸騰するが如く、もうあと一息の加熱が必要なのかもしれません。
今学期も、時間の許す限り、校内をまわって、皆さんの頑張りをみさせていただきました。日頃の授業や部活、ボランティア活動や、各種大会や検定試験、蒼穹祭、修学旅行、本当に良く頑張っていると思います。
2学期が始まった頃は、3年生のみなさんにとって、これから就職試験や入学試験で、果たして自分はどうなるのだろうと不安を感じていたことでしょう。私は、試験に臨む大勢のみなさんの面接練習に関わらせていただきました。その際、志望理由についての考え、科学技術高校で一生懸命取り組んできたこと、将来の目標や夢などを聞かせてもらいました。ひとりひとりの話を聞いていて、自分までワクワクするような気持になり、本当に頼もしく感じました。
3年生のみなさんは、あと百日あまりで本校を巣立ち、それぞれ選んだ道で、新生活がスタートします。「未見の我」と出会い、そしてまた新たなステージで、さらなる「未見の我」との出会いが、きっとあなたを待っています。また、これから進路実現に向けての本番を迎える皆さん。1月18・19日の大学入学共通テストまであと24日、自分の夢を叶えるための関門です。これまで積み重ねてきた努力の成果が表れるときがきます。笑顔と感謝の心を忘れず、最後の仕上げに臨んでください。心から応援しています。2年生にとってはあと1年、1年生はあと2年後、そうした立場になっていきます。下級生の皆さんは、先輩の姿をみて、自分をイメージしながら、有意義な高校生活にしていきましょう。
今年は、私にとって、父親をはじめ、多くの身近な人が亡くなり、あらためて時間の大切さを考えた一年でした。いつも年末のこの時期になると聴く曲があります。「かりゆし58」というグループの「オワリはじまり」という曲です。一部ですが紹介させていただきたいと思います。
≪曲≫
年末年始、健康管理や交通安全に気をつけて、有意義な時間を過ごしてください。この録音メッセージが流れている頃、私は、海外研修で参加生徒の皆さんとともに台湾へと向かっています。また新たな「未見の我」を見つけてきたいと思います。
それでは、3学期、元気な皆さんと会えることを楽しみにしています。「新年快楽(シンニエン クワイルァー)」 よいお年をお迎えください。」
「『可能性の扉を開く鍵』がきっと見つかる」
☆科学技術高校☆