校長より

岩手大学 出張講義及び大学説明会

7月14日(木)放課後、岩手大学の出張講義及び大学説明会が行われました。

講義内容「植物の発熱制御システム」
講  師 理工学部 システム創生工学科 電気電子通信コース 教授

     長田 洋 先生

「岩手県などの寒冷地に自生するザゼンソウと呼ばれる植物は、氷点下を含む外気温の変動にもかかわらず,肉穂花序と呼ばれる部位の温度を20℃程度に維持できる恒温性を有する発熱植物です。このような自然界の過酷な温度変化に対し、ほぼ一定の温度を保つのは容易ではなく、それを実現できる植物からその仕組みを学ぶことは、生物学的、工学的に有益なものとなるでしょう。我々は,農学部との共同研究により,植物由来の発熱制御機構の解明と,それに基づく工学的温度制御システムの開発に取り組んでいます。」

本日の講義では、どのような方法で研究しているのか、これまでに何が分かって、これから何を知りたいのかということを紹介してくださいました。

「『可能性の扉を開く鍵』がきっと見つかる」

☆科学技術高校☆