「待月楼」の設計者・川口宗敏先生が来校してくださいました。
1月24日(火)、「待月楼」の設計者・川口宗敏先生が、本校課題研究発表会の新聞掲載記事をご覧になり、自身の設計した「待月楼」を本校生徒が模型制作したことを喜んで、来校してくださいました。
「待月楼」の模型制作のきっかけは、模型班の生徒のひとりが、茶華道部で以前にこの建物を利用したことがあったことに始まり、模型班の生徒と一緒に訪ねたことからです。そこで、図面の付いた「待月楼」の写真集を貸してもらいました。その写真集は、川口先生自身が撮影した写真でした。
「待月楼」は、川口先生が若い頃に設計した思いの深い建物だそうです。
高校生の頃、数学が好きだったという川口先生は、大学で建築を学び、世界で最先端の建築を学びたいと、ハーバード大学へ進まれました。本職は都市デザインで、アメリカの設計事務所では外国の都市デザインを手がけられ、さらに、丹下健三事務所で主任建築家としても活躍されました。
現在は、彫刻を主に制作され、静岡市呉服町通り(商店街)のアーケード、石のベンチ、アーチのモニュメント等、ほとんどが先生の作品です。
川口先生が、本校図書室に貴重な本を寄贈してくださいました。
模型制作を指導した建築デザイン科の岩辺教諭は、先生の経験と見識から出されるお話に感嘆し、開いた口が塞がらない状況でした。また、機会があれば、ぜひ他の生徒たちにもお話を聞かせていただきたいです。
重い本をバッグに詰めて来校していただき、本当にありがとうございました。
図書館の蔵書として大切に使わせていただきます。
刺激満載のひとときでした。
「『可能性の扉を開く鍵』がきっと見つかる」
☆科学技術高校☆