校長より

静岡県高等学校工業教育研究会 全体協議会

8月24日(水)、令和4年度静岡県高等学校工業教育研究会の全体協議会が、浜松城北工業高校で開催され出席しました。

研究協議では、ヤマハ発動機ロボティクス事業部の方々から、詳しい説明やわかりやすいプレゼンテーションを行っていただきました。(当初、工場見学を計画していましたが、コロナ感染拡大の影響により内容を変更して実施することとなりました。)

ヤマハは1897年、日本楽器製造として、オルガンの修理から始まったそうです。その後、1955年に二輪車部門を分離独立し、現在のヤマハ株式会社とヤマハ発動機となりました。電動アシスト自転車を発売したのはヤマハが世界初とのことです。産業用ロボットを導入するに至った理由は、作業の安全、品質の安定、生産コストの削減、人手不足対策、リスクに強い工場の実現などで、現在の産業用ロボットが必要とされる状況は、「時代がヤマハに追いついてきた」ともいえるそうです。

トラックにロボットの実機を積んできてくださり、その動きを見せてくださいました。

ロボットの正確な動きやスピード等に驚かされました。

午後は、製造部門の社員教育についてや、工業高校を卒業して活躍している社員の皆さんからのメッセージを紹介していただきました。

「学生」から「社会人」への意識改革、「当たり前」のことができるようになること。

能力×意欲×人間関係=仕事の成果。「私がヤマハ。」成りたい姿、等などのお話を伺いました。

「高校時代の学びの機会を無駄にしない。基礎的な専門的知識を身につけるため、しっかり勉強すること。

工業高校での学びが、社会人になって役に立つということが実感できる。」

次世代を担う工業高校生への期待を感じました。

 

 ヤマハ発動機ロボティクス事業部の皆様、浜松城北工業高校の先生方、ありがとうございました。