1学期終業式・壮行会
7月21日(金)、1学期終業式を行いました。今回は放送室から放送により行い、生徒は各教室で参加しました。
校長講話(要旨)
「今学期も、時間の許す限り、校内をまわって、皆さんが一生懸命取り組んでいる様子を見させてもらってきました。そして毎日、たくさんの写真を撮らせてもらい、学校HPのブログ記事で紹介してきました。4月から今朝までで930本以上の記事をアップしました。勉強や部活、資格や検定、就職や進学の夢に向かって、みなさん本当によく頑張っていると思います。さらに、イングリッシュサマーキャンプ、県の高校生モンゴル交流事業、東北被災地へのスタディツアー、ボランティアとして、安倍川花火大会の清掃に70人以上、地元長沼地区夏祭り50人ものみなさんが手を挙げてくれ、こうした積極的な姿勢を、大変うれしく、また、頼もしく感じています。
さて、1学期始業式の講話で、皆さんにお話しした内容を覚えていますか。
そのころ、ちょうど、WBCで日本代表チームがアメリカに勝利して、大谷翔平選手が活躍を見せていたころでした。その大谷選手が高校生のとき、マス目に目標を書き込んでいったという話を紹介しました。
あれから約4か月、目標の達成状況はどうでしょうか。「目標は立てたのだけれど、なかなか続かなくて。」という人はいませんか。では、なぜ、続かなかったり、途中で諦めてしまったりするのでしょうか。一番の理由は、達成感が感じられないからだと思います。じつは、ここに大きな勘違いがひそんでいます。成果というのは、努力と比例関係にはないんです。つまりそれは、どういうことなのでしょうか。目標を立ててそれに向けた行動を始めてみても、10日やってみたのと比べて100日やったほうが10倍の成果が出るかっていうと、そうはなりませんよね。つまり、直線的な正比例グラフのようにはいかないんです。それなのに、努力と時間に比例して結果がついてくると思い込んでしまう人が多い。そう思い込んでいたら、「こんなに頑張っているのに、なぜ?」ってなるのは当たり前です。
では、成果はどのようにあらわれるのか。しばらくの間は、ずーっと底辺あたりを進んでいって、あるとき突然ぐーっと上がってくるパターンです。低空飛行が続いて、急にポーンと舞い上がる。そういうことが多いことがわかっています。たとえるなら、お湯を沸かすときのことをイメージしてみてください。冷たい水を火にかけて、30 度、50 度と徐々に温度が上がっていきます。そのときには、まだ変化はみられません。そして、いよいよ 90 度になってきて、ようやくあともうひといき火を燃やせば 100 度になってボコボコと沸騰するというとき。 しかし、せっかくそこまで来ているのに、そこであきらめてしまう人がなんと多いことか。
明日から始まる夏休み、ほんのちょっとずつでも「微差」を積み重ねていきながら、目標に向かって行動してみてみてください。あなただけの「未見の我」と出会えるかもしれません。
では、2学期に皆さんとお会いできるのを楽しみに、講話とさせていただきます。」
続いて、壮行会を行いました。東海大会や全国大会に出場する生徒のみなさんが紹介され、それぞれの代表が決意などを話してくれました。
生徒会長から激励の言葉が伝えられました。
教務や生徒指導担当の先生方からの話がありました。
「『可能性の扉を開く鍵』がきっと見つかる」
☆科学技術高校☆