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☆電気工学科 本年度も新エネルギー発電の研究を予定☆
電気工学科では、学校再開後の3年生「課題研究」の授業にて、新エネルギー発電の研究を予定しております。
今回の記事では、過去に実施した新エネルギー発電の研究について紹介します。
研究題目は「ゼーベック素子を利用した熱発電」です。ゼーベック素子とは、特殊な半導体で、これに温度差が生じると、熱エネルギーが電気に変わる素子です。この現象を、ゼーベック効果と呼びます
実験で使用したゼーベック素子(60㎜×60㎜ 厚さ3㎜)
。
熱源としてはローソクを、冷却源には、100円ショップで販売されている瞬間冷却材を想定しました。実験では、アルミ板で加工した容器にローソクを溶かし着火。冷却側にもアルミ板で加工した容器に氷を入れてデータ取りました。
生徒たちが配線した実験回路 及び ゼーベック素子1枚当たりの発電出力(ワット数)【W】です。
15分程度は、0.2ワット以上出力されました。
ゼーベック素子1枚を利用した実験でしたが、発電した電気により、麦電球点灯やモータを回すことができました。
電気工学科では、ローソクと瞬間冷却材に着目して発電実験を行いましたが、
この熱発電は、温泉街等でイルミネーションを点灯させるなど実用化が行われています。